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サーベイ

2005/5/23(月) - 2005/5/27(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
3日め

テーマ謎のピアノマンが誰か、知りたいですか?

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凡例
キャスター
若林邦彦
若林邦彦 『報道ステーション』チーフディレクター

最初に、事件の進展とと同時進行でこのサーベイをやっていきたいと思います、と言ったわりにはたいした情報もお伝えできなかったことを心苦しく感じていたのですが、今日はこんな情報をみなさんにお知らせします。 ……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

メディアの影響を実感(NS・東京・パートナー有・34歳)

正確には、ピアノマンが誰か知りたいというよりは、いったいこれは事件なのか何なのかを知りたいというところです。映画の宣伝だとかいろいろ言われると余計ですね。そして、わたしも若林さんが書かれているようなことを考えながらこのニュースを見ています。つまり、どうしてこのニュースが全世界を駆け巡るのか、メディアに踊らされ過ぎてはない? ということ。特に日本人はそういう傾向にあるのではないかと思います。たとえば、レッサーパンダが立ったと聞けば皆(とはおおげさですが)動物園に行き、クジラがいると聞けば海に集まり。テレビ、ニュースの与える影響がいかに大きいか、言い換えれば、(それが悪いこととは思いませんが)人間ってなんてメディアに影響を受けやすい生き物なんだろうと思います。

過熱報道に辟易(ウエチン・神奈川・パートナー無・28歳)

ドラマや映画のストーリーが現実になったような今回の事件には、非常に興味があります。ただ、日本からわざわざリポーターが現地に行ったりするのを見ると、何もそこまで……と辟易する感も否定できません。それに、被害者本人が他人に対して大変な恐怖心を示しているのに、こうも世界中から注目を浴びると、大変かわいそうに思えます。こう書くと、なんだか「NO」の意見のようでもありますが、気にはなります。私みたいな人がいるから過熱報道になるのでしょうね……。

なぜ素性がわからないままなのか(miyuma・東京・パートナー有・41歳)

あれだけ報道されて、素性がわからないというのはどういうことなのでしょうか? 演出か? と懸念するのも当然ですよね。彼を特定できる情報が集まらない不可思議さに興味があります。いったい、どうやって生きてきたら世界中に報道されても誰かわからなくていられるのでしょうか? 

NO

ニュージーランドでは聞いたことがありません(MrsMorry・ニュージーランド・パートナー有・38歳)

日本の情報に疎くてすみません。こちら、ニュージーランドでは、ピアノマンのニュースは、聞いた事がありませんでした。イギリスからのニュースは多いのですが、地元のTVでは、放送されていません。逆に、インターネットを使って、ピアノマンについて、調べました。それでも、いまひとつぴんと来ないので、ピアノマンが誰だか知りたいと思うまでにはいたりません。

もっと重要な報道はないのか(鳳竹・長崎・パートナー有・36歳)

映画やドラマのような話題なのと、ピアノマンのルックスがいいことで、初めて聞いたときは興味を持ったけど、毎日世界中で報道されているなんて、3回目くらいにTVで見たときは、もっと重要な報道はないのかな……と思うようになりました。また、本当にピアニストなら誰か関係者や知っている人がいるはずなので、単にピアノが好きなかわいそうな青年としか捉えられず、誰かがわかったところで、「ふ〜ん……」と思うだけの他人事なので、知りたいとは思いません。

「その後」の報道は少ない(有依・埼玉・パートナー有・27歳)

「やらせ」なんて説が騒がれていますが、私はそれでもアリだと思っているし、ニュースを作っている人たちも結末なんて求めていないのではないでしょうか。視聴者は非日常的なミステリーが面白くて見ている、作る側は見る人がいるから作る。この一件に限らず、日々のニュースでは「結末」を報道することが少ないと思っています。「こんな事件が起こりました」は大きく放送するけど、「犯人が捕まりました」のニュースはもう小さいですよね。さらにその後の犯人がどんな罪を負ったかや、裁判の様子などは、よほど他のニュースがないときにしか放送しませんね。夕方の番組でデパ地下なんて特集してないで、「ニュースのその後」というコーナーを作ればいいのに……と常々思っています。

本当の事件か、やらせか(momo-can)

ピアノマンの報道はワイドショーで見ました。色んな説が上がってるようですが、近日日本公開の映画とかなりかぶってる部分があるとかで「映画の宣伝ではないか?」とも言われているとか。私はその映画公開が終わるまでは、これが本当に事件なのかすら疑問を持っています。仮に本当に彼が記憶喪失であったならば、どこの誰なのかをはっきりさせる必要はあるかと思いますが、それは私自身が知らなくてもいいことだと思ってます。彼が帰るべき場所に帰れたという結末だけ分かれば良いかなと。私が知りたいのは、これは本当に事件なのか、それとも故意に作られたものなのか、という点だけです。TVで放送されていることが全て、本当に起こった事件ではない(やらせという可能性も無きにしも非ず)ということを踏まえて、報道を見てしまいますので……。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

メディアとの距離感について考える

最初に、事件の進展とと同時進行でこのサーベイをやっていきたいと思います、と言ったわりにはたいした情報もお伝えできなかったことを心苦しく感じていたのですが、今日はこんな情報をみなさんにお知らせします。

24日夜の報道ステーションでは「ピアノマンはドイツ人説が濃厚に」という形でこのニュースを報道しました。4年前、イタリアに住むホテルの主人が、路上で寝ている男を保護して1ヶ月くらい泊めてあげた。その男の名前は「ミヒャエル・バルトリンク」といって、宿帳にはドイツのある村の生まれ、と書いていた。彼はオルガンをよく弾いていた。そして、ミヒャエルさんは1ヵ月後、何も言わずにまたどこかへ行ってしまった。ホテルの主人いわく「ピアノマンは彼に間違いない」。

テレビ朝日のスタッフがドイツのその村へ行ってピアノマンの写真を近所の人々に見せると、彼らは口をそろえてこう言った「ピアノマンはミヒャエルに間違いない」。ミヒャエルは両親と一緒にその村で暮らしていたのだけれど、両親が死んでしまうと何も告げずにどこかに行ってしまった……。ミヒャエルは1963年生まれ、42歳……。

みなさん、どう思いますか? でもそう言われても、自分では確かめようもないし、ピアノマン本人は何も言ってないし、我々報道する人間も、実際のところ、確実にそうなのだ、と断言できる材料は何もないのです。いやはや、実に不思議なニュースです。

投稿の中にこういうのがありました。「一体、どうやって生きてきたら世界中に報道されても誰かわからなくていられるのでしょうか?」全く本当にその通りですね。

テレビというのは、おしなべて決めつけたがるメディアです。AなのかBなのか、あっちなのかこっちなのか、賛成か反対か、白か黒か。その中間とか、あっちでもありこっちでもある、なんていうのはダメだとテレビは言うわけです。僕らテレビメディアは、自分のことを棚に上げて、AかBかはっきりさせないと気がすまない、やや偏執症的な傾向にあることは疑いのない事実だと思います。

つまり、今回のピアノマンのニュースに関して言えば、最初は情報の制限されているミステリーでよかったのですが、そのうち、情報もたいして進展しないし、本人は出てこないし、演奏は出てこないし、ちょっとここのところ飽きてきたし、もうこのへんでピアノマンが誰なのかはっきりさせたい、映画の宣伝なら宣伝ということでいいからはっきりさせたい、とテレビとそれを見ている人の何人かは、少しイライラしているような気がしているのです。

昨日、このニュースのポイントは情報の圧倒的少なさにある、と僕なりの考えを書いたのですが、人間というのはやっかいなもので、今度は逆に、そのあまりの情報量の少なさにつまらなさを感じて、もういいや、と思ったりしてしまう。人生というのは本来そういう相反するものが混在しているものなのですけれどね。なかなかテレビはそういうものを受容できなくて、単純さやわかりやすさに走って、自分の首をしめていくことになったりするのです。

僕らメディアの人間は、実にまあ、ニュースを瞬く間に消費していくものだと思います(我ながら、です)。それに比べて、このサーベイに投稿してくださるみなさんのメディアとの距離感は素晴らしい。例えば、ピアノマンが誰なのか「それは私自身が知らなくてもいいことだと思ってます。彼が帰るべき場所に帰れたという結末だけわかればよい」momo-canさんですとか、「こんな事件が起こりました、は大きく報道するけど、犯人が捕まりました、のニュースはもう小さいですよね」と言う有依さん。

ニュージーランドのMrs.Morryはこう言っています。「こちらニュージーランドではピアノマンのニュースは聞いたことがありません」。なるほど。世界中で報道されている、なんて嘘っぱちもはなはだしかったですね。考えてみれば、北朝鮮とかトンガ王国とかタジキスタンとかそのあたりではピアノマンニュースは報道されていないような気がしますよね。でもMrs.Morryさん、チャンスです。ご主人か、近所の人に今晩、「実はね、イギリスの田舎町でこんな話があるのよ……」とピアノマンの話をしてみる、というのはいかがでしょうか。それも、僕はニュースの伝わり方のかなり重要なポイントに違いないと思っているのですけれど。

さて、明日はさらにこのピアノマンニュースの謎に肉薄したいと思うのですが、もしよろしかったら「レッサーパンダの風太」について何かご意見をお持ちの方がいたら、投稿していただけると嬉しいです。何の関係があるのだとお思いでしょうが、ピアノマンのニュースについて考える上での一つの切り口にしたいと思います。投票・投稿をお待ちしています。ではまた明日!

若林邦彦

若林邦彦

『報道ステーション』チーフディレクター

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