自分で考え、自分で選び、自分で行動する。意志のある人たちが集う“場"それがイー・ウーマンです。 サイトマップお問い合わせ| english
ewoman検索: 過去のサーベイ検索
HOME CAREER@ NEWS@ MONEY&REGAL BODY@ SOCIETY@ ACTIVE LIFE@ 6ジャンルについて
>>> 旧リーダーズ/メンバーからの移行登録について
イー・ウーマンとは
参加する
円卓会議 働く人の
円卓会議
表参道カレッジ 人から学ぶ、
人と学ぶ

表参道カレッジ
国際女性ビジネス会議 国際女性
ビジネス会議
読む
winwin対談 佐々木かをりの
win-win対談


ホーム > サーベイリポートデータベース

ewomanサーベイリポートデータベース

サーベイ

2004/3/29(月) - 2004/4/2(金)
5日め

テーマ個人情報の自己管理できている

今日のポイント

プライバシーに関する社会マナーも意識しながら

投票結果 現在の投票結果 y20 n80 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
大槻裕志
大槻裕志 経営コンサルタント

最終日ですのでみなさんの投稿を中心に総括してみたいと思います。いろいろな自衛策をご紹介いただきました。「携帯アドレスは友人以外に教えない」(miujanさん)、「プラバシーポリシーについて明記されたサ……

コメントの全文を読む

これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

「公の場では話題にしない」というマナーnew(月の猫・神奈川・37歳)

プライバシーに関する権利。たとえば、結婚してる、子どもがいる、借金がある、信仰している宗教、支持している政党、抱えている病気。昔からマナーとして、公の場では話題にしないことが適切とされてきたこともいくつかあります。個人の信条または本人には変えようのない事柄について、本人に了解を得ずに情報を収集したり利用し、ましてそれで利益を得たりということは、制限されるべきではないかと感じます。

田中真紀子さんの長女の記事を掲載することは、明らかにプライバシーの侵害以外の何ものでもなく、公にすることに正当な理由は見いだせません。ことさらにプライバシーを強調することにより、かえって物見高い第三者の興味をそそってしまい、悪影響が出る場合もあるようですが、それでも、一つ一つ、プライバシーの権利というものを守る姿勢をとらない限り、この権利は迫害され続けるのではないでしょうか? 正直言って、悪意がない(と思っている)うわさ話とプライバシーの境目の判断は、難しいものがありますが、少なくとも井戸端会議とマスコミの差はあってしかるべきだと感じています。

徹底管理、最初は不便でも(MIYAさん・東京)

わたしの勤務先は、全社を挙げてプライバシーマークの取得をするのに半年ほどかかって取り組みました。ですので、施錠も徹底されていますし、入退室・キャビネットの管理、PCのセキュリティーの管理まで、徹底されました。その後は、IDカードや鍵を忘れたりすると一日大変です。キャビネット類もスペアも1本しか作ってはいけない(一つの場所を2人以上で開閉する場合は、台帳で開閉した人を管理する)などの決まりがあるので、不便ではありますが、最近のセキュリティーが問題になった他社の被害の甚大さや、顧客への責任という意味で考えれば、この程度の不便さは今までがおかしかっただけだと最近は思います。一度徹底されると、いつのまにか不便さも慣れるもの。ただ、推進役の委員は長いことかけられ続けるプレッシャーと社員からの質問攻めや猛反対に、クタクタになってしまったそうです。

ネットショッピングでは現金決済(Usa・パートナー有・41歳)

会社で取引先の信用調査をすることがあるのですが、これほど情報というものは流通しているのか、と驚きます。ここ一年で知人ふたりの事業の経営状況を、図らずも知ることになりました。もちろん、合法的な、正当な手段で得る情報なのですが。その反動からか、自分の情報管理には慎重になります。ネットでの買い物では現金決済しかしていませんし、アンケートの類には必要以上の情報を書き込まないようにしています。

NO

漏洩後の補償に力を入れたほうがいいのではnew(てっしー・福岡・パートナー無・26歳)

クレジット以外の情報は管理できてないと思います。というのも、この前のYahoo!BBとジャパネットたかたの情報漏洩でしっかりと被害者になってしまったからです。これほどのデータ社会になると、保護するより漏れたときの補償に力を入れたほうがいいように思います。たとえばカード番号が漏れて被害があったときは、代金を払わなくてもよいというシステムの徹底とか。

カードをつくり過ぎないnew(mitch・東京)

怖いな、と思うのでネットでカード決済の買い物はしないと決めている程度。でもクレジットカードも安易につくりすぎ、主要なもの以外は管理できていない状況です。

シュレッダーにかけて捨てるnew(sunchild220・28歳)

なるべく個人情報は、ネットなどで出さないようにしたり、郵送される書類で個人情報が載っているものはシュレッダーにかけてから捨てるようにと、気を付けてはいます。ですが、実際知らないところからメールが届いたり、手紙が届いたり。やはり、どこからか流れてしまうのですね。

通販はできるだけ同じ会社を利用(しろりむ・三重・パートナー無・35歳)

たぶん全然できていないと思います。懸賞に応募したり、アンケートに気軽に答えたり、今思えばなんて危機意識がなかったのだろうと反省することしきりです。また便利だからという理由で、インターネット通販もしょっちゅう利用していました。個人情報の流出が次々と問題になって、ようやく、懸賞やインターネット通販を控えるようになりました。といってもそれらのメリットも捨てがたく、懸賞は(おそらく)安全だと思われるもの、通販に関してはできるだけ同じ会社を利用するようにしています。以前は書籍の注文をするにも、サービスの違う数社を使い分けていたのですが、今は、「本はここ」と決めています。果たしてそれで個人情報の管理になっているのかどうかははなはだ疑問ですが。

悪用されないよう監視することしかできない(mamarin)

なるべくアンケートや景品の応募などしない、不用意にインターネット上で個人情報を書き込まない、などの手段くらいしか防衛策がありません。

娘が生まれたとき、病院と行政しかその情報を知りえなかったはずなのに、ひな人形のDMが届きました。そのことに立腹し、その店舗や行政、消費者センターに抗議の電話を掛けましたが、どれものれんに腕押しでした。

結局、行政や病院、一流企業も信用できない世の中で、しかもネットワーク化された現代、個人情報は知られていると思っておいたほうがいいと思います。あとは悪用されないように監視することしかできないのでは。

携帯アドレスは友人以外に教えない(miujan)

わりと気軽にメールアドレスなどを入力したり書いたりしているので、冷静に考えると恐ろしい。ただ、携帯電話のアドレスは友人以外には知らせていない。

どう管理すればいいのか(mij・愛知)

子どもが生まれた時、突然幼児教育のセールスの電話。中学へ進学することには、塾の勧誘の電話など、どこから情報を仕入れてくるのか?といった内容のものは、わたしの周りに数え切れないほどあると思います。以来、アンケートや個人情報にかかわってくるものは慎重に、と心得ているつもりですが、レンタルビデオショップの会員カードやほかにもさまざまな場所で個人情報を自ら提供している矛盾にも考えさせられますが、どう管理していけばいいのかよくわからないのも事実です。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

絶えず意見を表明し、議論を続けていきましょう

最終日ですのでみなさんの投稿を中心に総括してみたいと思います。いろいろな自衛策をご紹介いただきました。「携帯アドレスは友人以外に教えない」(miujanさん)、「プラバシーポリシーについて明記されたサイト以外には書き込みをしない」(月の猫さん)、「なるべくアンケートや景品の応募などしない、不用意にインターネット上で個人情報を書き込まない」(mamarinさん)、「カードをつくり過ぎない」(mitchさん)「ネットショッピングでは現金決済」(Usaさん)「通販はできるだけ同じ会社を利用」(しろりむさん)「シュレッダーにかけて捨てる」(sunchild220さん)。なんだか、暗い夜道を一人で歩かない、外国では荷物を体から離さない、信号が青でも左右を見る、などに似てますね。とても大切な行動様式でありながら書いたみなさん自身がそれは根本的な解決にならないと指摘されています。

実害への補償や罰則の強化を求める意見もありました。「情報の流出を防ぐより、実害を被ったときの対策や罰則の強化を図ったほうがいい」(いまいくんさん)。「Yahoo!BBとジャパネットたかたの情報漏洩でしっかりと被害者になってしまった」てっしーさんは、「漏洩後の補償 カード番号が漏れて被害があったときは、代金を払わなくてもよい」という具体的なシステムを提案されました。一考に値します。いずれにしろ、企業は悪意の有無ではなく、注意義務違反そのものが社会から問われているという現実を直視すべきでしょう。この認識への切換えが遅いと大変なことになるでしょうね。同時にプライバシーに関する倫理開発への積極的なイニシアティブを取る役割も担っています。

aimさんが「数百円を払えば住所・氏名・生年月日が誰でも、しかもお役所でできてしまうのに驚き恐ろしく思い、自己管理以前の問題」と住民基本台帳の閲覧の感想を述べてくれました。「市役所職員が個人のPCを、自宅と役所を往復させていることも地方では問題になっている」こともリポートしてくださいました。行政機関はこれから夥しいほどの個人情報をネットワーク管理します。行政機関への罰則の一例の紹介します。行政機関の職員が「その業務に関して知り得た保有個人情報を自己若しくは第三者の不正な利益を図る目的で提供し、又は盗用したときは、二年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。(行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律第6章第五十五条)」について、みなさんはどうお感じですか? さらに言えば、行政機関は企業以上に注意義務違反を厳格に問われるべき存在です。その点の議論が今後広まり深まることを期待します。

いずれにしろ、このような時代的な文脈の中で週刊文春事前差し止め事件が起きました。「表現の自由・国民の知る権利は、公共性のある情報や創造価値の高い作品のみに課せられる。本来プライバシー権と衝突する性質のものではない」(トリさん)。月の猫さんはこう提起します。「明らかにプライバシーの侵害以外の何ものでもなく、公にすることに正当な理由は見いだせません。ことさらにプライバシーを強調することにより、かえって物見高い第三者の興味をそそってしまい、悪影響が出る場合もあるようですが、それでも、一つ一つ、プライバシーの権利というものを守る姿勢をとらない限り、この権利は迫害され続けるのではないでしょうか?」。わたしは、基本的には月の猫さんと同意見です。メディアの力が個人への攻撃に向かうとそれは暴力以外のなにものでもありません。また公人であったとしても一定のプライバシーは尊重されてしかるべきだとさえ思います。しかし、事前差し止めは、絶対に超えてはいけない一線です。プライバシーは拡大解釈すれば、かなりの情報をその網にかけることができます。そうなると多くの報道が絶えず裁判官の個人的な判断の仕方一つでどんどん闇に葬られる状態が起こらないとは限りません。その点において昨日の東京高裁の逆転判断は妥当だと思っています。

トリさんの「情報管理・伝達手段が多様化していく中、かつて情報社会への推移の中でメディア・リテラシーの必要性が叫ばれたように、情報を個々人でコントロールするための新しい概念を提起し、そのような意識を社会通念化させることが必要ではないかと思います」という発言をわたしは積極的な未来への期待と評価しています。個人情報が適正に保護され、プライバシーを尊重しながらも情報社会の進化とも両立するコンセプト。さらにそれを支える制度やシステムが充実することによってネット社会が新しい果実をもたらしてくれることを確信しています。そこに至るまでの摩擦と葛藤は強烈かもしれませんが、絶えず意見を表明し、議論を続けていきましょう。

大槻裕志

大槻裕志

経営コンサルタント

あなたの声を意見を、さらに大きく活かすコミュニティにご参加ください

企業・官公庁がewomanリーダーズの声を求めています。一人ひとりの声をカタチにして、企業・官公庁に伝える。それがイー・ウーマンとewomanリーダーズの活動です。ぜひ登録を!→詳細と登録

今週のサーベイラインナップ

現在進行中のテーマはこれ! 今すぐご参加を!


e-shop
メロンリペア メロンリペア
15万箱 突破!
抗酸化サプリメント
アクションプランナー アクション
プランナー

時間が見える大人気の手帳
ビジネス
イー・ウーマンに依頼する イー・ウーマンに
依頼する

イー・ウーマン調査 働く女性の調査
マーケティング&ブランドコミュニケーション マーケティング
ブランディング
コンサルティング

講演・研修のご依頼 講演・研修のご依頼
メディア掲載一覧 メディア掲載一覧
取材のご依頼 取材のご依頼
リンク
ワーキングウーマンの意識調査 asahi.com
私のミカタ
佐々木かをりのブログ 佐々木かをりの
ブログ

kaorisasaki twitter 佐々木かをりの
Twitter

 ©2000-2009 ewoman,Inc. 個人情報について利用規約各種お問い合わせ・お申し込み会社概要| english