

「共感はできないが理解できる」事件(aim↑・29歳)
ありすぎます。大きな事件は、裁判のたびにニュースを目にして忘れないけれど、大体直後に驚いて、考えて、終わってしまいます。迷宮入りした事件もたくさんあると思いますが、一番初めに浮かんだのは若山春奈ちゃん殺害事件の山田被告の顔でした。息子と同い年でちょうど母親同士の関係を考えていた時期でもあり、「共感はできないが理解できる」事件した。その後も気になり続け、ノンフィクション書籍も読みました。殺人大国になりつつある今、小さい事件かもしれませんが、心情がわからないでもなかっただけにわたしの中では風化できません。
テロは結局自分のことしか考えていない(よんよん・福岡・パートナー有・38歳)
湾岸戦争のときの油まみれの水鳥の姿を忘れることができません。あとで故意になされたことだとわかりましたが、初めて見た時には涙が出ました。故意でなかったとしても、彼らが自分たちの縄張りを侵されたことには違いないのです。自分の利益ばかりを考える。他はどうでもいい。国だろうが個人だろうが許されないことです。今また、テロ事件が続発しています。テロは結局自分のことしか考えていないのです。テロを起こさせる背景ももちろん大いに問題があることですが、無差別なテロは絶対に許せません。あの水鳥を思い出すたびに思うことです。
気に掛けていく余裕がないのが現状?(melissa)
阪神大震災や奥尻島の地震、サリン事件などもう10年前の事件ですが、これからも風化させず、過去の経験から学ぶ姿勢を失わずにいたいです。あともう1点、とくに風化させたくないのは未解決事件です。「世田谷の一家殺害事件」は当時はワイドショーで派手に報道されていましたが、新しい情報がなくなると報道されなくなりますね。どこかで犯人がまだ普通に生活していると考えると怖いし、被害者のご家族を思うと悔しい気持ちになります。「大阪での幼女連れ去り」「万引きの犯人と間違えられた男性が心臓麻痺で亡くなった事件」など解決していませんが、その後の情報を知るすべもなく残念です。新しい事件が次々と起こるので、過去の未解決事件まで報道、気にかけていく余裕がマスコミにも一般市民にもないのが現状なのでしょうか。
捜査の稚拙さが招く不幸をなくしてほしい(月の猫・神奈川・パートナー有・37歳)
事件の数が多すぎて、一つに絞ることなどできないくらいなのが、悲しいと感じます。こんなことで数を競わなくてもいいはずなのに。そんな中から、死には至らなかったけれども、何年もの間、男に監禁され、自由を奪われていた少女の事件。あの事件をあえて取り上げたいと感じました。たしかに被害者は殺害こそされませんでしたが、その尊厳は、たしかに殺されたのだと感じます。そして、加害者は「殺人」を犯していないというだけで、おそらく刑罰が他の事件に比べて軽くなるのでしょう。被害者にとって、殺されたのと同じ仕打ちを受けたというのに。いえ、その記憶を持ったまま生き続けなければならないというのは、想像を絶する苦しさがあるのではと感じます。加害者の罪は当然ながらも、このような捜査の稚拙さが招く不幸をなくしてほしい。
どうか奥克彦大使と井上参事官の志をぼやけさせることなく(修行中・兵庫・パートナー有・45歳)
昨年11月29日に起きた、イラクでの日本人外交官が撃たれて亡くなってしまった事件です。米軍の誤射では?との見解も出てきていますが、日本政府がもう少し彼らをしっかり守ってくれていたらと思うと、悔しくて残念でなりません。どうか奥克彦大使と井上参事官の志をぼやけさせることなく、この事件を風化させないでほしいと思います。そして、自衛隊のみなさまがどうか無事に帰られますように。
子どもたちに対する根本的な問題は解決されてない(Petite・ニューヨーク)
子どもが犠牲になった事件とテロリズムはいかなる国においても風化してはいけない事件だと思います。日本ではオウムのサリン事件や児童虐待に関するあらゆる事件、アメリカではコロンバイン高校銃乱射事件や連続多発テロなどがあげられるでしょう。子どもはそれぞれの国における未来ですから、彼らの抱える問題について社会は真摯に取り組まなければなりません。テロリズムは世界中に存在するあらゆる「パワー」関係の歪みから引き起こされるものだと個人的にはとらえているので、その歪みの原因や理由をわたしたちは無視して過ごすことはできないということ。最近、アメリカでコロンバイン高校の悲劇を再現する計画が、ある高校生によって立てられており、事前に計画を食い止められたものの、その事実は全米に衝撃を与えています。ということは、子どもたちに対する根本的な問題が何も解決されていないということですよね。
何か協力できることがあればしたい(sfummy・東京・パートナー有・29歳)
神戸連続児童殺傷事件、サリン事件などの被害者の方々のことを思うと、これらの事件は風化させてはいけないと思います。絶対に、この事件の存在を忘れるべきじゃないし、被害者の方々を思いやる心を忘れるべきじゃないと考えています。身近にはいませんが、何か協力できることがあればしたいくらいです。それ以外にも、きっと風化させてはいけないことってたくさんあると思います。公害問題や、政治家の問題など。
あの日から、自分の生き方に対する考え方が変わった(Kylin・大阪・パートナー有・44歳)
風化させたくない事件のトップは、1995年の阪神・淡路大震災の教訓です。建築設計という職業をやる者としてだけではなく、多くの方々と同様、あれほどのカルチャー・ショックを受けた経験はありません。被災地に入った際に、目の当たりにした惨状の記憶、がれきの下に生き埋めになった人を助けることができなかった悔恨や無力感、報道というものの在り方に対する憤り、「ボランティア」という言葉の本当の意味を知りました。あの日から、自分の生き方に対する考え方が変わったことは明らかです。

企業・官公庁がewomanリーダーズの声を求めています。一人ひとりの声をカタチにして、企業・官公庁に伝える。それがイー・ウーマンとewomanリーダーズの活動です。ぜひ登録を!
詳細と登録

現在進行中のテーマはこれ! 今すぐご参加を!