

素材や品数だけで考えても
(青い空・大阪・パートナー有・38歳)
20年ほど前にイギリスでホームステイをしていたことがあり、それは初めての海外経験でした。そのときイギリスの家庭料理を食べてみて思ったのです。日本の食事はなんて豊かなんだろうと。イギリスの料理はあまりおいしくないことでも有名ですが、素材や品数だけで考えても日本の食事とは雲泥の差でした。あらためて日本の家庭料理のすばらしさに気が付いた経験でした。海外で食事をするたびに、日本の食の豊かさや繊細さがわかります。何十年も培われた舌の経験は、世界一に近いのではないかと思っています。
チョコレートの味と種類の多さに
(いつき・大阪・パートナー無・27歳)
スーパーに売っているチョコレートの味と種類の多さに、日本人の食に対するこだわりを感じます。外国では、スーパーマーケットで売っているチョコレートはただ甘いだけといった印象で、大人が食べられるチョコはチョコレート専門店にしか置いてないように感じますが、日本の市販のチョコは、季節ごとに新商品が出て、内容もとてもこだわっていてすばらしいと思います。
旬の味と素材のおいしさを教えていかない限り
(べんじゃみん・東京・パートナー有・32歳)
Yesですが、今の子どもたちの食生活は非常にさまざまで、このままでは味覚が退化する恐れがあると感じています。日本の今の子どもは、家族の愛情のこもった食事をしている子と、そうでない子に分かれます。後者の場合、親が、子どもが高校生くらいになると、親自身の帰宅が遅い時など、「自分で買えるでしょ」と、放任してしまう人が増えているようです。でも、子どもはなかなかバランスの取れた食生活を選べず、また、この年齢では入れるお店も限られるため、お金は十分でも、貧相な内容と濃い味付けの食事を好むようです。
お金をかけるのがいいのではなく、家庭や学校など、子どもの周りのすべての環境で、旬の味と素材のおいしさを教えていかない限り、「さめてベタッとなった天ぷらが好き」、などという子が増えていくのではないでしょうか。
世界一「敏感」なのでは?(aming・兵庫・パートナー無・32歳)
日本人の味覚は世界一「敏感」なのでは?と思っています。素材の味をそのまま楽しむお料理として完成しているメニューが多い気がするし、温度にしても温かいお料理もあります。その味の薄さ加減や温かさを楽しもうと思ったら、よほど敏感じゃないと……と思います。
あと、外国料理を日本人の口に合うようにアレンジすることも得意ですよね。これも元のお料理の何がイケてないかをちゃんと判別できるからだといえるのでは。いろんな雰囲気やバリエーションを、こんな小さな国にいながらにして味わえるって、日本人は幸せだな、なんて思います。
ほかの国の味覚に適応できる民族(lio・オーストラリア・パートナー有・30歳)
ある意味で日本人の許容範囲・好奇心はダントツだと思います。また、自分の好みに上手に変えていくアレンジ上手でもあると思うのです。中国人が他国に観光に行っても中華料理ばかり食べたり、ギリシャ人が彼らの文化・食事がすべての始まりだ!と豪語したり、それぞれの人がそれぞれの誇りを持っています。もちろん世界中どこの料理もその土地に沿った趣向を凝らしたものですが、ほかの国の味覚に対してもこれほど適応できる民族はあまりいないですものね。
同じく、移民の国といわれるオーストラリアでは、韓国や中国の人が日本人の振りをして開く日本食レストラン(ある意味インチキ?)も結構あり、日本食は受け入れられやすいのかなとも感じます。
外国人にとっては驚異の特技(Petite・ニューヨーク)
外国で外国人(ここではわたしが外国人なのですが……)に囲まれて生活をしてみて日本人の味覚は世界一だと強く感じます。恐らく、日本人のわたしたちは、和・洋・中エスニックさまざまな食事が家庭の食卓に並ぶことを疑問に思ったことはないと思います。こちらではまずありません。料理上手な人はいますが、どんなに料理上手といわれる人でも、日本人のようにあらゆる国籍の料理をバラエティー豊かに作り上げる人をまだ見たことがありません。わたしは料理上手とはとても思えませんが、それでもディナーパーティーを開いたときなどに、わたしの職業はシェフだと思ったと頻繁に言われたぐらいです。
国籍さまざまな友人と毎年一回いろいろな国に旅行に出掛けることにしていますが、わたしには味覚的に未知との遭遇といった経験はありません。どれもなんとなく味わったことがあるといった感じでいつも驚かれます。よって、現地の料理を帰国後再現ということもできるわけです。日本人のみなさんは同じようなことをなさった経験がおありだと思います。わたしたちにとって普通のことですが、外国人にとっては驚異の特技なんですね。
変化に富んだ味を受け入れられる(ぐん・広島・パートナー無・25歳)
偶然列車で隣同士になった韓国の方と、家族ぐるみでお互いの国を行き来しています。そのことを通じて思ったことは、われわれの想像以上に外国の方は毎日似たような味のものを食べ続けているのではないか?ということです。
彼らは、旅行中キムチや焼肉を食べているときが一番打ち解けた雰囲気になります。われわれは、わざわざ外国に行って和食を食べなくてもという感覚がありますし、日常的にも、朝は和食、昼はイタリアン、夜は中華、なんてことよくありますよね。日本人は、変化に富んだ味を受け入れられるという点で世界一だと思います。

おふくろの味は一番、ではなかった
(Lafite_tomoko・東京・パートナー無・33歳)
わたしにとって、おふくろの味は一番ではありません。母の味付けは全体的に濃いめで、昔から薄味好みなわたしは、大体味付けを別にしてもらっていました。出身は山梨なのですが、大学で関西のほうへ行くことになり、うどんを食べた時には、これこそわたしが求めてた味!と大感動でした。関西での4年間が、わたしの味覚のベースとなっています。
日本人といっても地域によって、慣れ親しむ味が違い、おいしい!と思うのにも個人差があります(同じ家族でも)。育った食環境や食への感心度も人それぞれ。なので日本人の味覚が世界一!にはNoです。でも世界中の料理を取り入れ、楽しむ欲張り度は世界一かも!
身近な人で味覚が発達しているのは
(れじ子・東京・パートナー有・31歳)
残念ながらNoです。身近な人で味覚が発達しているのはフランス系の友人です(フランス人またはフランス系●●人)。自分が行ったことのないレストランに行くときは、彼らの判断をまず仰いでから行くことにしています。わたしの結婚式の準備時でも、フランス系の友人がメニューやワイン選びに走り回ってくれて大成功でした。アメリカ人であっても、フランス系の人は繊細な味を好むので、「アメリカ人」という大きなくくりで批判するのは間違いだと思います。
慣れ親しんだ味が最高なのでは?(moma108・東京・パートナー無・31歳)
日本人の味覚を世界一と一般化してしまうのはどうかと思うので、あえてNoとさせていただきました。わたしは、留学経験があり、アメリカの中でも生徒が「国際的」で有名なプログラムにいて、それこそアジア、ロシア、ヨーロッパ、アフリカ、南米など、あらゆる国から来た友人と仲良くし、食事もともにしました。
一つたしかなことは、食事はあくまで「習慣」であり、慣れ親しんだものをおいしいと感じる、ということです。たとえば、お米。わたしにとっては日本の米は最高だと思うけれど、ペルー人の友人に言わせれば、「ねばねばしていてまずい、だからすしは嫌い」という説もありました。よって、わたしにとっては日本の食事、というより、慣れ親しんだ母の味が一番なのだと思います。同じ日本でも地方によって、味付けも食材もかなり変化しますし……。みなさんにとっても、みなさんが慣れ親しんだ味がやはり最高なのでは?
目で感じる部分や脳で感じる部分もある(しろりむ・三重・パートナー無・35歳)
味覚というのは、基本的には舌で感じるものなのでしょうが、でもやはり舌だけではないように思います。味覚には、目で感じる部分や脳で感じる部分もあるように思うのです。たとえば同じ材料で同じ味付けの料理でも、プラスチック容器にゴチャッと盛られたのを食べる場合と、美しい器に配色よく盛られたものを食べる場合では味が違うように感じます。
誰と食べるかによっても味は違ってきます。また郷土料理なら、その土地の言い伝えや料理の由来を聞いて食べると一層おいしい。食は文化や伝統と切り離せない関係にあって、料理を味わうことは文化・伝統を味わうという面があるように思います。その意味でも味覚の国際比較はなかなか難しい。
味覚と視覚を結びつけるのが上手な国民(mamarin)
たしかに日本人の味覚は鋭いと思います。ただ、専門家ではないのでえらそうに言えませんが、日本のフランス料理は本場とは違うと思っています。フランスで生活していたので余計そう思うのかもしれませんが、日本のフレンチは上品過ぎる(?)のです。今まで日本で、本当にフランス料理らしいのを食べたのは、神戸のフランス人シェフの店だけです。
でも日本人は世界一、味覚と視覚を結びつけるのが上手な国民ではないでしょうか。器の使い方とか花の生け方とか、普段の生活でもいろいろなお皿を使い分け、豊かな食卓を演出するセンスは、今後も大切にしていきたいものです。

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