

切なくなる思い出(カラー)
先日、母とわたしの子どもの頃の話をしていた時に思い出したのですが、わたしが小学校に通うようになる時に「○○ちゃんは自分の名前を漢字で書けるんだって。すごいわねぇ」と言われたことがあります。わたしはその時、自分の名前をひらがなで書けただけで満足だったので、内心とても傷つきました。母にとってみれば、何気ない一言だったのかもしれませんが、わたしにとってはとてもショックな言葉でした。それからわたしは父宛てに来た郵便物を見ながら漢字で書いてある苗字を練習。名前は父に書いてもらって練習。書けたところで誰に誉めてもらうわけでもなく、今思い出しても切なくなる思い出です。
あれもこれも(renee・神奈川・既婚・33歳)
聞きわけのよい子や、挨拶のキチンとできる子、片付けができる子……。自分の子ができないことを、さりげなく、あたりまえのようにできる子を見ると、「いいなあ」なんて思います。でも、やっぱり、自分の子は自分の子、「そのうちできるようになるさぁー。それに、そこがいいとこなのかもねー」と、見直しています。子どもの成長につれ、あれもこれもできてほしいなんて、親のエゴかしら? 健康に生まれて、元気に育ってることが一番なのに、歳を追うごとに、あれもこれもになってくる。そんな自分に嫌気がさすときがあります。

隣の芝を羨んでも…… (bachiko)
人生60年を60センチの紐にたとえたら、今という時はほんの数ミリ。5歳なら5センチ、10歳なら10センチ。人生は長い縄を編み上げる作業です。早くに開花した人がずっとすばらしいとは限りませんし、遅咲きの大輪もあるのです。成長も好みもすべて個性、個人差、向き不向きがあると思っているので、わが子が必要とするものが親として理解できていて、きちんと提供できればそれが一番よいと思っています。隣の芝を羨んでも誰もシアワセにはなれません。
自分にないものを子どもに求めるのは無理(Maja)
身体の発達、知育、成績、進学、かつてはすべてに一喜一憂していた時代もありました。教育関連の活動に関わるようになって、一人ひとりのペース、個性をすべて受け入れることから親としての成長が始まることに気づきました。親としてできることは遠くから見守るだけ。自分にないものを子どもに求めても無理です。
自分を人と比較することはあっても(yuhka)
子どもはまだ1歳ですが、他人の子どもと比べるなんて考えたこともありませんでした……。人間はみな違うのだし、子どもの時期、一体何を比べるというのでしょうか。ちょっと、想像ができませんでした。ましてやそれで一喜一憂するのは、どうして? と純粋に疑問です。自分自身のことで、他人と比べて落ち込むことはありえても、子どもは自分とは別の個人なので、それを本人ではない親が比べる、一喜一憂するとしたら、子どもにとってはちょっとあんまりじゃないかなと思うのですが……。

風邪ひとつひかない元気な子(コリエコリコ)
わが家の子どもたちは未熟児だったせいか、身体が小さく病弱なため、他のことはあまり気にならないのですが「風邪ひとつひかない元気な子」とか「体格のいい子」という子どもたちを見るとちょっとうらやましいなと感じることがあります。とにかく今までは彼らの健康維持が生活の第一で、出かけること一つにも気をつかってきたので、そういう心配がないお母さんの話を聞くとつい「いいなー」と。でも少しずつながら持久力がついてきた子どもたちを見るとまだ長い人生、そのうち体力も大きさも追いつけると信じて育てるしかないな、と最近になって思えるようになりました。
気にしないのも今のうちかも?(いまいくん・埼玉・既婚・38歳)
まだ小学校一年生なので、今のところ他人の子をうらやましいと思うことはないですね。高学年になってくるとまた違ってくるとは思いますが……。学校の成績に関しては、親が親なのでとくに言うつもりはありません。こう言えるのも今のうちかも知れませんが……。
わたしのDNAなんだから(ねばこ・千葉・既婚・38歳)
本音を言えば、やはり「運動のできる子」、「勉強のできる子」、「積極的な子」はうらやましいです。でもわたし自身の子どもの頃をふと思い返してみると、うちの母は決してよその家の子と比較しませんでした。寝坊助でのんびりしてて明るいわたしを、あるがままのわたしを愛してくれたと思います。だからわたしも本当はもっと勉強をがんばってほしいし、運動もできたらいいなと思うし、もっと積極性を持ってほしいけれど、決して友だちに悪さしない、素直なわが子を認めていこうと思います。でも、こんなテーマを投げかけられなかったら改めて考えなかったと思う。やっぱり「あの子はすごいなあ、いいなあ……ああ、うちの子ときたら……」なんて思っていたと思う。しようがないじゃない、わたしのDNAなんだから。

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