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サーベイ

2004/9/13(月) - 2004/9/17(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
5日め

テーマできれば、田舎で暮らしたい?

投票結果 現在の投票結果 y48 n52 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
田澤由利
田澤由利 ワイズスタッフ代表取締役

「都会と田舎」という、地味なテーマにもかかわらず、2位をキープし、とても有意義なメッセージをたくさんいただきました。Yes/Noの逆転には至りませんでしたが、それぞれ、今の生活をあらためて考えるきっか……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

田舎暮らしに大満足(neko_wa_tama・兵庫・パートナー有・31歳)

もともとが隣の家まで200メートルという「度」がつくぐらいの田舎で育ちました。進学で都会に越してきましてそのまま結婚。とても利便性の良い街、それも駅から徒歩5分というところに住んでいました。が、家を購入するに当たり、いろいろとこれからの先の人生、子どもを育てる環境などを考えたところ、確かに質の高い教育と考えると都会ですが、そのベースを作るには、自分が生まれ育った環境がベストと思い、同じようなところを選びました。

日本は四季が美しい国です。自然を体に感じながら生きていきたい。駅近の便利なところに住んでも電車や車の騒音で窓も開けられない。夜は貨物電車でマンションが揺れる。土の見えない道路。精神的に良いはずはありません。今、引っ越しして1年、通勤時間は15分から1時間と4倍に増えましたが、体調は良くなり、空気がおいしいからご飯も水もおいしい。田舎暮らしに大満足です。こんなゆったりした心のなかで生きていきたいです。

「これでいい」と思える(gonzares・北海道・パートナー有・38歳)

都会で育ちましたが、今は北海道に住んでいます。もともと都会生活が苦手だったので、今、こうして自然に囲まれて生活していることが幸せです。ただ、東京から友人が遊びに来ると「こんな田舎には住めないな。買い物とかどうしてるの?」と言われることもあり、逆にびっくり。嗜好は人それぞれですね。

先日、子どもの友達を自宅の農家まで送っていくと、「野菜持ってく?」と、その辺に転がっている包丁(危ないケド)で、スパッと大きな白菜を切ってくれ、うちの子には大根を抜かせてくれました。なかなか抜けなくて、抜こうと頑張っている本人も、それを見ているわたしたちも心から笑って……。見上げると、本当に美しいグラデーションの広い広い夕焼け空。泣きたくなるほど幸せな光景でした。都会から移ってきたからこそ味わえる幸福なのかもしれません。

病院が遠いとか、救急車の到着までに時間がかかるとか、デメリットもたくさんあるのですが、窓の外を連なって飛ぶトンボの群れや、鳥の雄大な渡りの風景を見上げると、「これでいい」と思えます。今朝、気温が9度でした。冬が近づいてきて、子どもたちも冬の遊びに思いを馳せ、ソワソワしています。

田舎の仕事のよいところは(あるす・高知・パートナー無・31歳)

転勤した土地のひとつは山間部で人口3000人の町でした。普段は仕事ですが、夜は近隣の町の仲間が集まるバンドで活動を楽しみ、週末は学童保育のボランティアで子どもたちと楽しく過ごしました。田舎の仕事のよいところは、よほどのことがなければ夜早い時間には終わることと、地元の人たちとのつながりを強く感じながらできることです。

ストレスの度合いがかなり違う(sachamaru・北海道・29歳)

どちらかと言うとYesです。わたしは東京に8年半住み、今は札幌で暮らしています。札幌は田舎ではありませんが、東京に比べると十分のんびりしています。仕事も東京ほど競争が激しくないし、何より個人の空間占有率が高いんです。どこへ行っても自分が確保できる空間が多いので、ストレスの度合いがかなり違います。また、何をするにもまったく不便を感じません。田舎と都会の中間で、街がきれいな札幌はオススメです。

結局隣の芝生?(POKO・神奈川・パートナー無・39歳)

現在、都会で働き、通勤ラッシュを体験していると、自然がいっぱいの田舎で、スローライフを満喫したいなあなどとあこがれてしまいます。ただ、実際は、都会の便利さにも慣れているので、永住は、難しいのかなあとも思います。田舎でというよりも、のんびり暮らしたいのかもしれないですね。逆に、田舎で暮らせば都会の刺激が欲しいくなるかも。結局隣の芝生なのかもしれないですね。

きちんと自分を見つめてからでないと(JOECOOL14・シアトル・パートナー無・35歳)

田舎度によると思うのですけれどわたしは無理です。一度あこがれて住んでみたのです。鹿が出てくるような田舎で、一日に人と会うか会わないかで自分を見失ってしまいました。人とすぐに会える環境や、歩いて20分以内にお店が何軒かないと駄目ですね。現実と理想はかなり違います。きちんと自分を見つめてからでないと。わたしは都会で育ったので、たまにハイキングで田舎めぐりくらいがちょうどいいです。

NO

世の中の広さに戸惑った子ども時代(blueberry53・パートナー有)

わたしの友人が、仕事でとある僻地に家族で住んでいたときのこと。お子さんの具合が悪くなったとき、近くの医師は「大したことありません」とのことでしたが、心配になった友人が東京の病院につれていくと、もう少しで手遅れとのことでした。田舎でも僻地は、医療面では残念ですが十分ではないのが現状です。健康な時は子どもを育てるには適した面がありますが、万一の時には不安です。安全と安心……親としてはどうしても求めることではないでしょうか。

もう一点は、田舎の位置づけで見方は変わりますが、ある程度の生徒数がそろっている学校がないと社会性をはぐくむのに十分でない気がします。良くも悪くも時代に応じた「子どもの世界」があり、そこで集団生活を持つことは大切だと思います。田舎で一生を過ごすなら別ですが、都会で生活するためには必要なことがある気がします。わたしも田舎育ちで腕と足腰は強かったですが、中学、高校と上がるたびに世の中の広さに戸惑いました。大人の生活と子どもの生活……似ていて否なるものがあると思います。

車がなければ住めないような場所は避けたい(ユニブルーノ・京都・パートナー有・31歳)

田舎といってもいろいろあると思います。わたしが住んでいる京都府南部は、山も畑もある「田舎」と言われますが、近所にはスーパーがあり、都会へ出るための公共の交通機関も便利です。ですが、車でちょっと行くと、山、森、林に囲まれた「田舎」もあります。現在住んでいる「田舎」はとても住みよい環境なので、住んでいて問題はありません。ですが、山に囲まれ、公共の交通機関もない田舎で住む気はありません。車がなければ住めないような場所は、子どもがいたり、高齢になった場合に買い物も行けません。やはり、将来を考えると、交通の便がしっかりしていて、自分の力で動ける範囲で買い物ができるところで住むのがいいと思います。

買い物に行くにも1日がかかり(千里・鹿児島・パートナー無・32歳)

人口6千人弱の町で暮らしております。ないものねだりなのかもしれませんが……田舎は不便! 交通機関は自家用車だけ。映画を見に行くにも、買い物に行くにも1日がかかり。街にいれば、仕事帰りで済む用事なのに。都会に住み、たまに田舎暮らしを満喫するくらいが便利だし、時間の無駄にはならないような気がします。

血縁関係のない田舎なら(ごまたま・東京・パートナー有・40歳)

都内でフルタイムの仕事をもって働いています。現在の状況では田舎暮らしという選択肢はありません。パートナーの実家が愛媛県の田舎で、年に数回帰省しますが、親戚付き合いの濃厚さやご近所の過干渉な様子に接すると引いてしまいます。リタイアしたら血縁関係のない田舎、たとえば沖縄とか、海外の田舎に住んでみるのは悪くないかも、と思います。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

「ここで暮らして良かった」と思える人生を

「都会と田舎」という、地味なテーマにもかかわらず、2位をキープし、とても有意義なメッセージをたくさんいただきました。Yes/Noの逆転には至りませんでしたが、それぞれ、今の生活をあらためて考えるきっかけになったのではないでしょうか(かくいうわたしもです)。

さて、最後は「田舎で仕事」について、わたしの考えをお話しさせてください。実はこの原稿は、東京のホテルで書いています。昨日の午前中は、北海道の北見で、子どものマラソン大会の応援に行った後、昼過ぎに飛行機で東京に移動、何件かの打ち合わせをしました。そんな1日の中、今回のみなさんのメッセージを思い出しながら、東京の街や人を眺めました。都会は、お店も人も多くて、入ってくる情報量も刺激も、田舎とは比べ物になりません。

都会も田舎も、それぞれメリット・デメリットがあります。人は「変化」を求めるので、どちらに住んでも、「たまには、田舎(都会)を味わいたい」と思って、旅行をしたりするのでしょう。ただ、いくつかの投稿にもあったように、「お金」がないと両方を味わうことはできません。そして、そういった余暇的なお金を得るには、ちゃんと稼げる「仕事」が必要です。でも、そうなると「田舎で暮らす」のは不利ですね。今の日本の経済・労働状況では、いい仕事、稼げる仕事は都会に集中し、地方からはどんどん人が都会に流れていく悪循環だからです。

もちろん、田舎だからこそできる仕事もあります。農業、酪農業、漁業、ペンション経営など……。でも、田舎で暮らしたいとは思うけど、転業してまでとなると、簡単にはできません。

一方、インターネットの普及で、SOHOとして田舎暮らしを始めた人も少なくはありません。ただ、地方でもできる、特殊な技能を持った人に限られています。たとえば、ライターをしているご夫婦で、インターネットで原稿を書くから大丈夫と、北海道に移住した人がいます。でも、だんだん、田舎暮らしの体験記事や、その地域の観光取材記事の仕事に限られてきて、収入も仕事の魅力もかなり減ったそうです。

「田舎に住みたい」と考える人が、そこで暮らすためには、都会と同じ仕事ができる環境が必要です。物価が違うので、賃金も同じというのは難しいかもしれませんが、都会と同じ種類の仕事をして、同じレベルの生活をキープできるならば、もっと多くの人が「田舎暮らし」を人生の選択肢に加えることでしょう。

しかし、現実は厳しい。インターネットで仕事ができるとはいえ、「在宅可」の人材を募集しているところは、「週に1度は打ち合わせ」などの条件があるところが多く、結局、都会から遠くに離れることはできません。これでは、いくらインターネットが普及しても「都会集中」が続くのではないしょうか。

ちなみに、わたしの会社も全国各地に在宅で働くスタッフがいますが、スタッフの応募に関して、決して首都圏周辺が有利ということはありません。いや、逆に地方のほうがいい人材が埋もれているのではという期待すらあるぐらいです。その理由は、ネットで働く人たちが「メイン」の会社だから。東京へ打ち合わせに出向く必要はありません。「ネット」で打ち合わせをすればいいのです。

わたしの理想は、「インターネットを使い、どこででも“普通に”働ける社会」です。就職するときに「本社採用」とか「地元採用」とかってありますよね。そんな感じで、都会の会社に就職しても、「おれ、ネット採用なんで、田舎に帰って仕事するわ」とか、「わたし、田舎で子育てしたいので、ネット部門に異動するの」みたいなことが、当たり前の社会になればいいな、と本気で思っています。

「田舎暮らし」をしたい人は、たくさんいます。そういった人たちが、田舎で生活することができるようになれば、人が増えることで暮らしやすくなり、地域が変わる好循環が生まれるのではないでしょうか。

田舎でも、都会でも、場所はどこでもいいのです。仕事や家族や社会の制約に縛られず、自分で生活する場所を選べることが大切だと思います。そして、人生の中で、「ああ、ここで暮らせて良かった」と思える回数が1回でも多ければ、きっとそれが理想の生活なんです。

最後になりますが、わたしの北海道での生活について、個人的に日記を公開しています。あまり積極的にご案内していないのですが、このテーマのしめくくりとして、記載しておきます。よかったらのぞいてください。

一週間、ありがとうごさいました。

田澤由利

田澤由利

ワイズスタッフ代表取締役

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