
純粋な利益より、株主優待(月の猫・神奈川・38歳)
私自身、株には良いイメージはありません。手間隙がかかる割には、庶民には儲けが少ないというか。元手が多くある人向けという印象がぬぐえません。そんな中、昔、祖母がやっていた株取引を思い出しました。映画会社の株をもっていたようで、株主優待券をもらっていました。映画を毎月見れるので、映画に興味のない祖母は孫(私や弟)にくれていました。こればかりは「株ってこういうのもあるんだー」と思ったことを覚えています。そういう意味では、純粋な株の利益よりも、株主優待が魅力的なものに、心が惹かれます。まぁ、本体が健全でなければしかたがありませんが。
忘れた頃に届く……(にっしぃ・東京・パートナー有・33歳)
儲けようと欲張ってしまって、売る時期を逃し、結局損がでない程度で売った経験があります。IT関連株で、一時的な上昇でした。ピーク時で売っていれば、4倍もの利益が出た計算でしたが、それからグングン下がり、そのまま持っていたら、大損だったので、よしとしてます。その頃は毎日、一刻一刻株価を追っていました。株式分割なども経験し、今思うといい勉強だったと思います。現在持っている株でも、当然含み損はありますが、売らなければ未実現ですから、あんまり気にしてません。株主優待のあるものが多いので、配当と株主優待が忘れた頃に届くのが嬉しいですね。
安定成長株が一番(I have a dream)
私は、ビギナーズラックで儲けてから、ゲーム/ギャンブル感覚がたまらなくてずっと続けていますが、いろいろ体験した結論は、年利5%程度の安定成長株が一番、ということです。ライブドア―フジテレビの一件のようなものにはアマチュアは手を出してはいけません。
株主には経営責任がある(小林哲之・東京・パートナー有・39歳)
株というものは「投資」ですよね。ある会社がより多くの利益をあげることを見越して出資するわけですね。そして利益を上げたらその配当を受け取る。それが本来の姿ですね。要するに多少気の長い「賭」なわけです。ところが、この株の売買を非常に短期の「賭」として利用している人が居る。配当にはあまり重きを置かず売買の差益を得ようとする人です。こういう人は、本来の株の意味を完全に無視していると私は思います。これはひとつには、株主が会社の出資者の1人であり、その会社の経営状態に責任があるということを無視しているからだろうと思うのです。いわゆる株とは何かを教育してこないままに株式市場が成立しているところに、理由なく株が暴騰したり暴落したりする現象が起きているのだろうと思います。ひとつには、株主に経営権を云々されたくない経営陣の思惑が働いているのかも知れません。ともかく、そのあたりのことを良く考えて「株」と付き合うべきだと思います。

できそうでできないこと(pagi・東京)
安いときに買って値上がりしたら売る、配当のいい銘柄を選ぶ、手数料などの経費も考えておく、がすべてうまくいけば儲かると思いますが、現実にはどれかが上手くできないことが多いのではないでしょうか。できそうでできない……と思ってNOにしました。
売値の目標を決めて(綾子・東京・パートナー有・37歳)
株投資暦10年になりますが毎年多少ながらプラスを出しています。必ず守っている事は上がっても下がっても売値の目標を決め、その金額になったらすぐ売ることです。損益をトータルで考え、一割儲けを10回やれば倍になる(実際は簡単なことではないですが)、というポリシーを守っています。潔さがないとかえって儲けが減ったり損が大きくなったりします。最安値で買って、最高値で売れる人はいないはずです。初心者の方におすすめなのは、業績が良く、誰でも知っている会社で、比較的配当の高い銘柄です。安心して買えますし、もし下がって損切りに躊躇しても、銀行金利より高い配当がもらえれば、納得できると思います。そのためには当分使わないお金で投資した方が良いと思います。期限のあるお金を使うと、株価にかかわらず売らなくてはなりませんから……。株投資はお小遣い稼ぎだけでなく、今まで興味のなかったことにまで目を向けるきっかけになるので、個人的にはおすすめです。
年率10%程度なら(いまいくん・埼玉・パートナー有・42歳)
どのレベルを「儲かる」と考えるかによると思いますが、決して儲からないとは思いません。短期で何倍にもしようと思えば、それはとても難しいと思いますが、年率で10%程度であれば、それほど難しいことではないと思います。昨今はデイトレがもてはやされていますが、さすがにサラリーマンでは無理です。それにキャピタルゲインだけでなく、インカムゲインだけで銀行金利の何十倍にもなる銘柄だってありますし、魅力的な優待のある株もあります。それをトータルすれば「株は儲かる」と言っても良いのではないでしょうか?