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なるほど、なるほど。みなさんの投稿を読むと、マネーセミナー推奨派のわたしでさえも、「いろんなやり方があるし、今は口コミやネットでも情報はとれるよね」と、うなずける部分が多くあります。 ただ、自己責任……
渋井真帆さんのマネー塾に参加しました。きっかけは、自分達の世代だけではなく親世代もお金の教育を受けていないことで、老後に不安を覚えていると実感したからです。今からでも遅くないと、まず考え方の勉強から入りました。渋井さんの講義は、「そうそう!」とうなずいてしまうことばかり。専門的な勉強はこれからですが、わたし自身が身につけ、子どもたちに伝えていけたらと思います。
なかなか、親しい友人にもお金のことについては質問しにくいものがありました。このような講座を受けることによって、客観的な視点で家計を見つめ直すことができました。主と、家計について二人の意見を言い合う良いきっかけにもなりましたよ。
仕事とはまったく関係なく、自分の将来のために経済知識をつけたくて、AFP資格を取りました。しかし、実際に自分で運用するとなると知識が全然足りません。証券取引所主催の無料の株式投資や債権の講座に行きましたが、内容が簡単すぎだと感じました。もっと具体的に役立つ情報を得ることができる講座を探して参加したいと考えています。
マネックスの講座を利用しています。講座を受講すると、将来の自分の姿が見えてきます。いくら必要なのか、何がしたいのかを考える良い機会だと思います。で、資産運用の仕方が個人によって変わってくることを理解し、何か始めるいいきっかけにもなります。将来像がぼんやりしつつも、一度機会があれば受講してみるとおもしろいと思います。
今、資産運用にものすごく興味があります。というのは、今、どこまでお金を使っても将来大丈夫なのか、確認したいから。子どもが大きくなったらいくら必要とか、自分の老後はいくら必要とか、ある程度明確にして、そのためにどう資金を運用したら有利なのか知りたいですね。
やっぱり、お金はためるだけではなく、自分や家族の楽しみに使わないともったいないし、将来への不安もなくしたい。自分の状況に応じた有利な資金運用や将来設計を学ぶために、いい講座があれば受けてみたいとは思うのですが、地方ではあまりないのと、あっても商売っぽいのが多い(偏った情報が多そう)ので、受講したことはありません。マネー雑誌も読んだことありますが、どうも、金融機関よりの情報のようで信用できません。今は、口コミ情報が最も信用できる情報源です。
講座には興味があるけど、受けたことはありません。本や雑誌など知識を得る手段はいろいろあるし、インターネットなんかでも探せるので、お金を払ってまで受講という気にはならないかもしれません。
「お金は大事だよ」「清貧」どちらも大事だと思います。どのように釣り合いを取るか。どの程度の生活が必要なのか。何に価値観を置くのか。何に幸せを感じるのか。わたしの場合は、1日精いっぱい働いて、お酒を飲んで、インターネット、映画などの趣味を満喫することで幸せを感じます。お金があればいいけれども、そのために今の時間をマネー講座に当てる必要があるのかなという気もします。
なるほど、なるほど。みなさんの投稿を読むと、マネーセミナー推奨派のわたしでさえも、「いろんなやり方があるし、今は口コミやネットでも情報はとれるよね」と、うなずける部分が多くあります。
ただ、自己責任時代を生きる大人として、最低限知っておかなければならないマネー知識すら、“教育”として教わることなく、社会に出てしまった側面もあるのではないでしょうか。
たとえば、今年前半、大きく騒がれた公的年金についても、年金制度の基本的な仕組みについて理解している人はとても少なかった。たしかに制度が複雑すぎるという面もありますが、お給料から天引きされている社会保障や税の仕組みについて、関心を持たず、きちんと学ぶこともなく、これまで過ごしてきたことも問題だと思います。多くの人が正確な知識を得ることは、自分自身のためだけでなく、社会全体の意識を高めます。もっと早い時点で、みんなが年金制度の不備について気づき、関心を持っていれば、ここまでひどくなる前に、世論の力で抜本改革に手をつけることができたかもしれません。
そうした意味では、昨日の“sayangさん”の「NHKあたりで、英語講座のようにマネー講座があるといい」というご意見は、わたしも大賛成。大きな手間やコストが負担なく、中立的な立場で、幅広く体系的にお金の知識を学べる機会があれば、自立した考え方をする人が増え、成熟した社会になるのではと思います。
もうひとつぜひ行ってほしいと思うのは、学校内での金銭教育。お金の知識は、「生きる力」をつけるための重要な要素のひとつです。本来、基礎的な金銭教育は社会に出るまでに行われることが必要だと思うのです。
お小遣いのあげ方などで悩むお母さんも多いようですが、家庭内のしつけだけでは足りない部分を、どうやって学校で教えていくか。わたしたちの世代には間に合わないけれど、これからの子どもたちのために、何を、いつから学ぶべきかについて、最終日は少し視野を広げて考えてみたいと思います。
和泉昭子
生活経済ジャーナリスト