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今週のテーマ会議番号:2418
有料のご祈祷はビジネスの一種だと感じますか?
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5日目/5日間
働く人の円卓会議
6位
【開催期間】
2008年04月07日より
2008年04月11日まで
円卓会議とは

井上順孝
プロフィール
講演依頼
このテーマの議長
井上順孝 國學院大学教授
円卓会議議長一覧
1週間おつきあいいただき、ありがとうございました。具体的な意見を多く寄せていただき、なかなか参考にな�……
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4日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes だけど行ってしまう…… (らいらっく・埼玉・パートナー有・39歳)
夫の厄除けに3年通いました。高額の祈祷料を払った人は席が別で、特別な祈祷も受けているのを見るとやはりビジネスだな、と感じてしまいます。でも何か悪いことがあったときに「厄払いに行かなかったからだ」と思ったり、厄払いに行ったことで、不運もたいしたことなかったと思ったり…… そのように思いが左右されてしまうのはわれながら情けないと思いつつ、多少なりとも信心があるから仕方ないとも思っています。

yes ボランティアではやってけない (レスペクト・神奈川・パートナー無・43歳)
祈祷によって得られる対価は気持ちが楽になったり癒されたり感謝したり、忘れられたり何か前向きな気持ちになったりする心の満足だと思います。それに対してお金を払うのは心理カウンセラーに料金を支払うのも同じだし、対価としては当然。特に寺や神社は神聖なもので俗世間とはかけ離れたように思われるけど、やってるのは神様ではなく人間。衣食住を満たすことも大事だし、健全な精神は健全な肉体に宿る? 私だったら貧相な祈祷師に頼もうとは思いません。

yes 信者ではないので (ハルミン・東京・31歳)
あらためて考えてみて、信者ではない私の場合は、「イベント料金」を払うのと同じだと思いました。お宮参りの写真も、ディズニーランドで仮想して録る写真も、「親として子どもをこんなに可愛がってるんだよ」という証拠? 的な意味合いでは、一緒だと思います。ここでも大半の人がビジネスと思っているなか、法律で「ビジネスと認めない」としたら、その理由が不思議で、知りたいです

yes サービスの対価ですから…… (カバクン・大阪・パートナー無・40歳)
ご祈祷というサービスによって安堵感を受ける訳ですからその受けた恩恵に対しての対価と考えれば商取引と言っても問題はないでしょう。それだけに「地獄に堕ちる」とか「不幸に見舞われる」といった脅迫じみた文言を使う”悪徳業者”は徹底して取り締まるべきでしょうね。そう言えば何処かの占い師がテレビ番組でこのような言葉を吐き続けていましたねぇ…… やはり人を不愉快にして儲ける商売があってはいけませんよ。
5日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
「なぜ祈祷をするのか、少し深く考えることも必要」
1週間おつきあいいただき、ありがとうございました。具体的な意見を多く寄せていただき、なかなか参考になりました。

約8割の人が祈祷をビジネスの一種ととらえていることが分かりました。神職や僧侶が厳かに行なうご祈祷であっても、冷静に考えればビジネスとしてとらえられるという判断になるのでしょう。ちなみに政府が職種ごとの統計を出すときなどには、宗教はサービス業というカテゴリーに含められるのが普通です。したがって、ビジネスかどうかと問われればビジネスと答えるしかないという気持ちになるのは、現代日本においては、ごく自然なことなのだろうと思います。

ビジネスではあっても、他のビジネスとは違う何かを感じるかについても質問したわけですが、特別視するという人も少数派のようです。祈祷に対し他のビジネスとは違う何かを感じている人が少ないということは、現代において、宗教施設などでの祈祷も、あまり宗教性が感じられていないということになるかもしれません。

各種の統計をみると、信仰をもっている人は2〜3割程度であることが分かります。しかし、祈祷を依頼した経験がある人はそれよりずっと多く、過半数であることは間違いありません。そうすると信仰とは関係なく、近くの神社や寺院に祈祷に訪れる、あるいは祈祷師に依頼するという人が少なくないということになります。余裕を持った神仏との関わりということになるのでしょうか。

ただ実際に心身の苦しみに直面すると、また別の反応が出てくることがあるようです。
ビジネスだからと一定の距離をもてない事態になることもあります。そうしたときに、「悪徳商法」としか言いようのない勧誘に惑わされないよう、ビジネスと思いつつも祈祷に行くような人は、なぜ自分がそうするのか、日ごろからもう少し深く考えておいた方がいいかもしれません。


井上順孝
國學院大学教授
井上順孝


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