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今週のテーマ会議番号:2250
聞いただけの防災知識、鵜呑みにしている?
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4日目/5日間
働く人の円卓会議
5位
【開催期間】
2007年09月03日より
2007年09月07日まで
円卓会議とは

室崎益輝
プロフィール
このテーマの議長
室崎益輝 関西学院大学・教授
円卓会議議長一覧
いい加減な知識をどうして信じてしまうのか、を考えてみましょう。この答えは、みなさんの投稿によって、す……
議長コメントを全文読む
3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 鵜呑み前にもっと知りたい (taasa・東京・パートナー有・40歳)
学校卒業してから、防災知識ってちゃんと教わっていない気がします。会社も地域の避難訓練も、並んで非常階段下りるだけ。家で大地震にあったらどうしたらよいのでしょうか? 地下鉄では? エレベーターではどうすれば、他の人に迷惑かけず、しっかり避難できるのでしょうか? わからないことが多すぎますね。

no 何でも疑問を持つこと! (kotodama・愛知・パートナー無・39歳)
メディアリテラシーが重要視される今、防災の知識に限らず私は「本当にそうなの?」と何でも疑問をもつようにしています。非常持ち出し袋は阪神大震災を教訓に、実際に必要だったものをピックアップ。勤務先や枕元にもスニーカーを置いています。室内のレイアウトも距離を測り物が倒れも影響がないように変えました。引っ越す予定ですが、地震のことを念頭に置いて高層階は避けており、勤務先から歩ける中心地に限定して探しています。

no 阪神淡路大震災を経験して (kimirie・兵庫・パートナー無・37歳)
実際に経験してみて、逃げられなくなるより、逃げることを考えたいし、経験したことを思い出して、生かしたいです。できるだけ、物が落ちて来ないで、逃げられる道を確保しておき、非常用リュックの中に、ヘルメットと靴も一緒に入れ、寝床の側に置いておくようにしています。又、机と同じ理由で、木の下もかなり大きくないと、危ないと思います。こういったチャンスに、リュックの中身を点検したり、家族と落合場所の再確認をしたり、日常から気をつけ、自分で判断したいです。

no 情報氾濫 (Aska)
防災に限らず、情報が氾濫している時代なのでなるべく裏をとるようにしています。しかも防災に関する考え方も変わっていくのでなるべく新しい情報をとも心がけています。地震だ火を消せ、ひとつとっても、消火活動のためかえって火傷をおう人がという経験から最近ではゆれがおさまってからというのもよくききます。何事も常に勉強ですね。

no 情報不足 (鳰・栃木・パートナー有・53歳)
防災以前の問題ですが、自分の居住地の安全度について、関心と知識を持っている人がどれだけいるか疑問です。阪神の震災も、過去に大きな地震がなかったから大丈夫という程度の認識の方が殆どだったので、防災がなされていなかったという側面もあると思います。しかし、地学専門家(乃至地学に造詣の深い人)の間では、あそこには大きな活断層があり、過去になかった分大地震の起きる危険が予測されていたそうです。もっと地学的知識についての教育がなされるべきだと思います。
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
専門家も国民も防災リテラシーの獲得を
いい加減な知識をどうして信じてしまうのか、を考えてみましょう。この答えは、みなさんの投稿によって、すでに明らかになっています。

その1つは、「知恵」を流す側、すなわちメディアや専門家が、災害のメカニズムや災害の経験則を正しく理解していないので、不確かな知識がまことしやかに流布されているからです。先日のNHKスペシャルでも、かなり誤った知識が平然と放送されていました。

それは、多分ディレクターが地震時の火災メカニズムをよく理解していないからだと思います。また「地震がきたらどうする」といったハウツウものの書籍も、怪しげなものが多いです。そうした怪しげな書物の多くは、背景や理由を示さずに、結論だけをおしつけるものが圧倒的です。

それは著者が、俄仕立ての専門家で、他人から聞きかじったことをかっこよくまとめてはいるものの、その背景や理由については知らないので、具体的に書けないのです。だから、みなさんが指摘されるようにまずは「常識を疑う姿勢をもつ」ことが求められるのです。

もう1つは、「知恵」を受け取る側、すなわち国民一人ひとりが、真実を見抜く力としての防災リテラシー(防災についての基礎知識)をもっていないからです。

かっては家庭の中あるいは地域の中で、地域に根ざした災害の体験や知恵の伝承がはかられ、それが防災リテラシーの形成の一役を担っていました。現在は、そうした伝承の道筋が途絶え、その変わりを果たすべき学校教育は受験一辺倒で、必要な生活の知恵やサバイバル知識の教育には熱心でありません。

「一度大きな地震がきたところには、しばらくは地震が来ない」という常識が生きています。これは、不確かどころか誤った常識です。確かに、一度動いたか活断層はしばらく動かない、といえます。しかし、同じ地域のなかには別の活断層があるし、少し離れていても甚大な影響をあたえる巨大な断層があることは、しっかり地学を勉強しておれば、だれしもが知っていることなのです。

この断層に対する正しい知識があれば、「しばらくこない」というガセネタを信じ込むことはないはずです。そこで「常識を疑う力を養う」ことに心がけなければなりません。それには、ハウツウものを読むのではなく、地震に関する教養書や過去の災害の体験集を読むようにする、のが正解です。

明日は最終日です。今回の結論は、今日のコメントで言い尽くしたところがありますが、明日は、個々人の状況に即した防災の知恵、これを「オーダーメイドの防災リテラシー」と言いますが、その身のつけ方について話そうと思います。みなさんが、個人的に工夫している「わが家の知恵」があれば、ぜひともお知らせください。

室崎益輝
関西学院大学・教授
室崎益輝


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