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今週のテーマ会議番号:2250
聞いただけの防災知識、鵜呑みにしている?
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2日目/5日間
働く人の円卓会議
6位
【開催期間】
2007年09月03日より
2007年09月07日まで
円卓会議とは

室崎益輝
プロフィール
このテーマの議長
室崎益輝 関西学院大学・教授
円卓会議議長一覧
「揺れがおさまるまで家の中にいろ」といった防災ノウハウには、それが成立するための前提条件があるはずで……
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1日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes いざという時子どもを守れるか (にyaん・東京・パートナー有・34歳)
6月に母親になり、今まで気にかけなかった「いざという時」が非常に気になるようになりました。地盤が悪い土地の上に、昭和49年に建てられたマンションに住んでますが、耐震審査も補強工事もコスト面から行わないということを管理組合から聞き、不安に思ってます。せめて家の中をチェックしてどのようないざという時のために転倒防止具をつけたりしてますが、これでいいのかわからず、専門家に家の中もチェックしてもらいたいくらいです。

yes 火の元より身の安全 (junno・神奈川・パートナー有・37歳)
以前震度5弱の地震を経験した時、真っ先にガスコンロの火を止めに走りましたが、消すより前に消えていました。震度5以上の揺れで自動的にガスが止まるようになっているんですね。灯油のファンヒーターもちゃんと消えてくれていました。最初の数秒が一番大事な時間なので、迷わず正しい行動ができるよう勉強しなきゃな、と反省しました。

yes まさに机の下 (ハルミン・東京・パートナー有・31歳)
まさに「机の下」信じてました。考えてみると、子どもの頃(20年近く前!)、学校の避難訓練で言われたことをそのまま信じています。というより、もう記憶も定かでないのに、それだけが頼りと言うか……。「緊急時帰宅支援MAP」などは見て、家と会社の間でどこが危ないか一応はチェックしましたが、それにどう対応すればよいのかもわからないまま、いちどきちんと知識をアップデートしないといけないなと思いました。

yes 情報の正誤判断ができません (草苺醤・東京・パートナー有・38歳)
「地震が来たら、机の下にもぐりましょう」というのは、小学校の時から言われていること。いまさら、「頑丈な机の下です」といわれても、情報修正は難しいかと……。机の下でないなら、どうすればいいのか、その情報は間違っています、という判断は、誰がするのか。会社でも、「飲み水の確保は、一人1日3リットル」と指導されていますが、100人以上いるスタッフの飲み水を確保することは到底無理です。できない場合はどうしたら?という情報もきちんと伝えて欲しいです。

no 鵜呑みにしていないつもり。 (concerto)
そのため疑問が沢山あります。例えば災害用品売場に、火の使用が前提のインスタント食料品があります。災害発生後、一見ガスが使えるように見えても、配管の安全状態は確認されておらず大変危険。二次災害を避けるためにも火の使用は避けるべきです。また、以前簡易燃料つきコンロを買ってみましたが、リュックがあまりに重くなってバツ。こんなもの持ってたら急いで逃げられません。意味がない。水や飴だけにしました。現実体験や実用性(持ち運べる総量など)を考慮したアドバイスが必要です。

no 訓練が大事 (小桜・東京・パートナー有・38歳)
先日、職場で地震を設定した避難訓練がありましたが、机の下に隠れるのは、みんな苦しそうでした。特に体格の良い男性の方は、数分うずくまっているだけでも、顔色が変わって、高血圧で倒れるのではないか、と、二次被害が心配になりました。
2日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
防災ノウハウには、前提条件がある!
「揺れがおさまるまで家の中にいろ」といった防災ノウハウには、それが成立するための前提条件があるはずです。この飛び出すなというノウハウは、壊れない頑丈な建物の中にいるならば、ガラスの落下などの危険のある屋外に飛び出すな、ということです。ここでは、前提条件の「頑丈な建物」というのがポイントです。

阪神大震災では、戸外に飛び出さずに家の中にいた人が下敷きになって命を落としました。つまり、震度6や7の地震で倒壊するような家に住んでいる人は、「揺れている最中に外に避難せよ」というほうが 正解なのです。

80年前の関東大震災の後にだされた教訓書では、「庭に松の木がある人は、すぐに庭に出で松の木にしがみつけ」と書いてあります。

頑丈な家に住んでいる人は、「頑丈な机の下にもぐる」「揺れがおさまるまで家の中にいる」が正しいのですが、頑丈な家に住んでいない人は、耐震補強をして家を頑丈にする、それができなければ、逃げるにしかずで、飛び出すしかないのです。

「地震だ、すぐに火を消せ」は、「大火災につながる火種があるならば」というのが前提条件です。周囲に火災につながる火種がなければ、急いで火を消す必要がありません。

この点では、ガスにはマイコンメーターなどの緊急遮断装置がついているので、99%火災につながる恐れはなく、火を消す必要はありません。ただし、仏壇のローソクやバーベキューの炭火などは、火を消さないと市街地大火や高層住宅炎上につながるので、消火が必要です。

電気も厄介です。柏崎の原発をみても明らかなように、電気も火災を起こします。しかも、電気はガスのように自動遮断が効かないので、自動回復などで電気が通じると、火花が飛んで火災になります。

だから、揺れがおさまってからブレーカーを切るなどの対応が必要になってきます。最近「地震に消火は必要なし」という誤った宣伝がなされていますが、それはガス火災についてだけということを忘れないでください。

さて明日も引き続き、曖昧な防災知識についてお話ししますので、本当かどうかよく分からないという「怪しげな防災ノウハウ」があれば、ぜひともお知らせください。

室崎益輝
関西学院大学・教授
室崎益輝


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