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今週のテーマ会議番号:1896
あなたは祖国を愛していますか?
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4日目/5日間
働く人の円卓会議
2位
【開催期間】
2006年05月22日より
2006年05月26日まで
円卓会議とは

藤田正美
プロフィール
講演依頼
このテーマの議長
藤田正美 『ニューズウィーク日本版』元編集主幹
円卓会議議長一覧
NAMITAROさんの「一人の人を愛することから」という投稿は、とても重要なポイントを突くご意見だと思いまし……
議長コメントを全文読む
3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 教え方が重要です (マコト・東京・パートナー無・27歳)
私は、愛国心=自分の国(居場所)を誇りに思う気持ち、と捉えています。自分の国に誇りを持つことは、自信を持つことにつながるので、子どもが愛国心を持てるような教育をするという発想には賛成です。ただ、そのためには、日本の文化や歴史、先人達の努力、といった日本の美点を伝えることが大事なのであって、国歌や国旗といった形式ばかり重視するのは、方向性を間違っていると思います。

yes 一人の人を愛することから (NAMITARO・東京・パートナー有・53歳)
「家族を愛することができます。隣人も愛せます。自分の住む町を愛します。町がつながった市や県も愛せます。それらがひとつになった日本も愛しています。隣人を愛するように隣国も愛せます。いくつかまとまってアジアも愛せます。すべてがまとまり地球全体の国家もそこに住む人々も愛せます」……何かを、誰かを愛するということは、それら以外を愛さないことではありません。自分に近い人やモノを愛する気持ちを、より多くのものを愛する気持ちにつなげるための一助として教育があるのではないでしょうか。

yes 人としての心を育んで (春菜・埼玉・パートナー無・34歳)
この国で生まれ育まれ、自分の根っこはここにある、と思います。ただ、愛国心は定められた法によって育てられるものではなく、祖国に対する理解を深め、「愛する」こと自体を知ることで、培われていくものではないでしょうか。人に言われたからといって、行為には表すことができても、心を従わせることはできません。国旗を掲げなさい、国歌を歌いなさいと言って従わせて、それで愛国心を育てることができたと思うのは、楽観的過ぎます。行動は、心の動きであってほしいと思います。

yes 教育を通して教えるべきことは (りんべる・茨城・パートナー有・29歳)
教育の場で培うべき力はさまざまありますが、3つほどあげたいと思います。1つは、「他者(隣人・外国人など)と円滑なコミュニケーションをとる力」。2つめは、「適切に自分の感情や考えを表現する力」。3つめは、「さまざまな国の歴史や文化を否定することなく、理解しようとする力」です。これらを統合しても「愛国心」にはならないと思いますが、教育基本法のなかに上記のことが含まれているのか、確認しておく必要があると思います。

yes 愛国心は育てるものではない (照葉水芸・石川・パートナー有・41歳)
愛国心は育てるものではないと思います。自分の祖国(私の場合は日本)の自然や歴史、文化を学ぶうちに、それらを大切に守っていきたいという気持ちが生まれ、それが自分の生まれた国を愛する心につながっていくものだと思っています。

yes 国を愛することは、世界を愛すること (ままごん・京都・パートナー有・44歳)
「君が代」の「君」は主権者である国民一人ひとりのことだ、と教えて下さった高校の音楽の先生を思い出しました。そして「日の丸」は、シンプルで清々しい国旗。国旗掲揚、国歌斉唱したら軍国主義の再来、というマイナス思考ではなくて、好きな人のことがすごく気になるように、国を愛することは、自分の国をしっかり見つめることだと考えたいです。日本を愛し、他国を理解し、違いを認め合い、世界を愛すことの大切さを幼い頃からしっかりと教えることが大切だと思います。学校教育の場に限らず「愛国心」、私は大賛成です。

no 今の日本を愛せるか (ぼよよん・兵庫・パートナー有・41歳)
昨今の状況(政治とそれを取り巻く日本人の反応)に無力感に近いものを感じている自分がいます。今の「日本(国)」を愛せるか? といわれると、素直にYesとはいえません。子どもたちには、誰かに「与えられる」のではなく、自ら考える力を身につけてもらいたいとあがいている今日この頃です。
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
心の問題は教えられない……けれども
NAMITAROさんの「一人の人を愛することから」という投稿は、とても重要なポイントを突くご意見だと思いました。そこから始まって、それが世界を愛することにつながれば、たしかに大変美しいことだと思います。大事な事だとも思います。しかし、愚かしくもそれができないでいる人がほとんではないでしょうか。誰も愛したことがないという人はほとんどいないのに、結果的に世界には犯罪、戦いが蔓延しています。だから、どうやって「1人の人を愛すること」から「世界を愛すること」へつなげていくか、それこそ家庭も含めた教育の問題なのかもしれません。

この投稿と同じ線上にあるのが照葉水芸さんのご意見かもしれません。要するに、愛国心を育てるのではなく、自然や歴史、文化を学ぶなかから、それらを大事にする心が生まれ、それが国を愛する心に育つのだと言われます。そうすると、どんな歴史を教えるのか、どんな文化を教えるのかによって、国を愛する心も変わってくるかもしれません。そこがいわゆる新しい歴史教科書をつくる会が議論しているところだと思います。「自虐史観」では日本を誇りに思う人間は育たないというわけです。

教育基本法の改正案で、国や郷土を愛する心を育むとしているのは別に間違いだと思いませんが、実際には、それが基本法に書かれることによって、現場でどう教えられるのかが問題なのです。教育現場の多くの先生は、きっと「教えて評価する」ことを要求されますから、結局は形を教えて形を要求することになりかねません。多くの皆さんが投稿でも書かれているように、本来の「国を愛する心」とは違うものが生まれてしまう可能性が残ります。国旗を敬い、国歌を歌えば、愛国心の項目で最高点が取れるなどということになったら、最悪のパターンだということが言えます(ただ、僕は卒業式や入学式で国旗掲揚や国歌斉唱をすべきでないという議論もよく理解できません。それをしないことによって、児童や生徒の心の自由が増すとも思えないからです)。

その意味では、自然に家族や隣人、そして地域社会、国、隣国、世界というように理解を深め、受け入れていくような教育が望ましいのかもしれません。おそらくこの点には、ほとんど異論がないだろうと思います。さて今週のサーベイで最後の問いかけです。このサーベイでは90%の方が「祖国を愛している」と答えているのに、一般的には日本人は愛国心が薄いように思えます。この「矛盾」について皆さんはどう思われますか。

藤田正美
『ニューズウィーク日本版』元編集主幹
藤田正美


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