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今週のテーマ会議番号:1770
コメの自由化、賛成ですか?
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4日目/5日間
働く人の円卓会議
6位
【開催期間】
2005年11月28日より
2005年12月02日まで
円卓会議とは

高成田享
プロフィール
このテーマの議長
高成田享 朝日新聞石巻支局長
円卓会議議長一覧
米農家を間近に見ている人たちは、関税を引き下げて、コメが自由に輸入できる状態(実質的なコメの自由化)……
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3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 食の面でも世界と仲良く (youyouchan・千葉・パートナー無・29歳)
国内で供給可能なものはNo、供給できないものはどんどん門戸を開く、そして依存しているにもかかわらず安全性などの問題が生じたら声高に反論、輸入禁止、ちょっと日本は虫が良すぎるかもしれません。日本向けの加工食品は形重視、無駄にしている部分も多いのも賛成できません。もっと食料の面でも世界と仲良くなれる国作りが必要なのですね。

yes 輸出入で考えては? (kita♂・神奈川・パートナー無・44歳)
コメの自由化を輸入のみで捉えず、輸出入で考えることは的はずれでしょうか。輸入する一方で、輸出の推進を考える、日本のコメを世界に広げる契機にすれば、消費地・消費量も増えて、生産者減退問題も考慮できるのではないかと思ったのですが……。

yes 選ぶのは消費者 (mcqueen・東京・パートナー有・32歳)
最終的には、味だったり、料理の仕方だったりで、消費者が選べばいいように思います。ピラフにはアジアのもの、普通の日本食には、日本のものが合うと思うので。

no 問題はたくさんあります (くうにゃん・北海道・パートナー有・35歳)
いまのところ反対です。ほとんどの稲作農家が高齢小規模農家で、後継者確保も難しい状態です。集約大規模化への道も途中ですし、農業への企業の進出についても、まだまだ問題があります。そのような中で主食の輸入自由化することは、農村社会ひいては日本社会を負の方向に向かわせると思います。カロリーベースで40%の自給率です。それをさらに下げるなんて……。食を守れない国は、有事に果たしてどのようなことになるか、想像するのも恐ろしいことだと思います。

no 価格が高騰するのでは? (よんみ)
自由化されることにより輸入米の値段は安く、ブランド力のある日本の米の値段は高くなってしまうのではないでしょうか。おいしい日本の米を食べられるのは、経済力のある、いわゆる勝ち組の人だけになってしまうのではないでしょうか。

no 米農家として (たてたてよこよこ・静岡・パートナー有・36歳)
我が家は父が米農家です。毎年毎年、下がり続けるお米の価格に困っています。しかし、先祖代々の田はせっかくのものなので、良い田として毎日見回りをして、丹精にお米を作っています。他の仕事をもっているため、なんとかなっていますが、農家だけではやっていけないと言っています。そのうえ、自由化されてしまっては大打撃です。また、日本の自給率をこれ以上低くしてしまうのも問題だと思います。以上の点から、私は反対です。

no 考えることは他にもある (みさおちゃん・大阪・パートナー無・36歳)
反対論を唱える気はないのですが、私たちは何を選択して体に取り入れるのかということを考える必要があると思います。農薬や輸送するための薬品の危険性の方が怖いのではないでしょうか。
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
食料の安全保障とは?
米農家を間近に見ている人たちは、関税を引き下げて、コメが自由に輸入できる状態(実質的なコメの自由化)にすることには反対だと思います。しかし、コメを日本に輸出できれば、貧困から脱出できるかもしれない人たちが途上国にはたくさんいます。日本がそういう国に、工業製品をたくさん売っていることを考えれば、途上国の人々を説得する「論理」が必要だと思います。

ウルグアイ・ラウンドでコメの輸入に風穴が開けられる以前、貿易交渉になると、日本政府は「食料の安全保障」という論理を繰り返していました。食料はエネルギー資源などと同じように、国家の重要な資源であり、とくに主食のコメについては、外国に依存することはできない、という論理でした。

農業輸出国の反応は、工業製品だって同じ論理があてはまるし、百歩譲って、食料の安全保障が重要だとしても、輸入をまったく認めないという主張は認められない、というものでした。

いまも、この論争は続いているわけですが、私が言いたい「食料安保」は、少し違います。いま、石油をはじめとする資源の価格が高騰しているのは、中国やインドという人口の多い国が急速な経済発展で、石油などの資源を「がぶ飲み」し始めたからです。おそらく、資源で起きていることは、食料でも起きます。中国人やインド人があともう1杯、ご飯を食べるようになったら、世界のコメ需給はまたたくまに、均衡が崩れ、コメの値段は暴騰することになるでしょう。中国人がもう1丁の豆腐を食べるようになれば、世界的な大豆の需給も激変します。

だから、日本が食料の自給率を高めるのは大事ですが、それだけでなく、世界から食料を確実に手に入れることができる「食料外交」が、石油などの「資源外交」のように必要になると思います。食料の需給が逼迫したときに、カネにまかせて、世界の市場で食料を買いあさることもできるかもしれませんが、「日本の農場」を世界に持つことも大事になると思います。

そういう時代を考えると、カナダ、豪州、ブラジル、アジア諸国などと、食料の安定供給につながる施策をつくることが必要になると思います。いまのように、世界に孤立した農業外交ではなく、世界と協力し合う農業外交です。

いま、農業輸出国は、日本にとって拒むべき相手ですが、むしろ、これからはよきパートナーになるということです。そういう発想の転換ができれば、日本の農家が世界の農場や牧場で、農産物を生産するということもできるでしょう。「食料安保」も守る論理から攻める論理になるのです。

高成田享
朝日新聞石巻支局長
高成田享


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