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今週のテーマ会議番号:1770
コメの自由化、賛成ですか?
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3日目/5日間
働く人の円卓会議
5位
【開催期間】
2005年11月28日より
2005年12月02日まで
円卓会議とは

高成田享
プロフィール
このテーマの議長
高成田享 朝日新聞石巻支局長
円卓会議議長一覧
国際的にみて妥当な関税率のもとで、コメの輸入を認めたら、どうなるか。とても農業としての稲作が成り立た……
議長コメントを全文読む
2日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 円滑な食料調達を築いては? (NORRY・東京・パートナー有・33歳)
「自給自足」にこだわる方も多いようですが、日本は島国で土地が限られており、その上人口は1億2千万人。どう考えても「自給自足」はムリでしょう。それよりも、円滑に確実に、食料を調達できる関係をより多く築くことの方が大切なのではないでしょうか。「もし戦争が起きたら?」という方もいらっしゃるかもしれません。では、何のための戦争放棄なのでしょう? それに、日本のお米はやっぱりおいしいです。国際競争力はバッチリ持ち合わせていると思います。

yes 食料意識を持って (あるばーと・神奈川・パートナー無・38歳)
関税をかけるのではなく、米を作る農家を支える仕組みを作ればいいと思います。現に、その動きは官民ともに現実に動いています。それが「間接障壁となっている」と言われるのであれば、言わせればいいのです。あとは市場原理。品質レベルが価格にマッチすれば、自ずと国産米は安定的に売れるはずです。ここまでは、理想論。現実には、温州みかんや和牛が歩んできた道と同じ道を辿る可能性があります。それでも、主食たる米をどれだけ日本国民が「食糧」として意識を持つか、そこにかかっていると思います。また水田は食糧という側面だけではなく、環境や生態系を維持していることも理解する必要があります。

yes よりよい日本米を (maysuga・福岡・パートナー有・34歳)
米が自由化されると、日本の農業従事者の方々は、一時的に苦しめられることになると思いますが、値段よりも味や安全性を重視するようになってきている日本人の食生活において、最後の勝ち組になるのは日本産の米なのではないかと思います。ただ、カリフォルニア米の一部にとてもおいしい米があったので、強敵もいることを危惧し、よりよい米の生産にがんばっていただきたいものですね。

yes おいしいお米を期待して (marco302)
正直なところ微妙ですが、Yesに票を投じます。理由は高成田さんのコメントの最後にある通り、日本のお米は日本の風土あってこそできる最高級米であり、他国の安価な米、また同様の方法で育成された米でも日本のお米にとって代わることはできないと思います。高成田さんは農作物の自給自足についての懸念を書かれていますが、実際米所に行くと、休耕田(懐かしい単語ですが)がたくさんあり、再開発すればまったく問題ないと思います。また、お米の自由化が始まれば、日本人はいまでさえ魚沼産コシヒカリが一番と言っているのですから、日本産のお米を選ぶようになるでしょう。米不足が問題になり、タイ米が入ってきたときの日本人の反応を見れば明らかだと思います。もし他国が同等のお米を作ってきたとしてもそれはそれで、日本人のチャレンジ精神を発揮すべきとき。日本人の舌に合うお米を作れるのは日本人だけですから、もっとおいしいお米を期待して賛成。

yes 生産者の励みになれば (rurarawin・茨城・パートナー有・45歳)
日本の米は世界でも1番良い米だと思います。生産者にとっても世界で勝負できるようになれば、もっと励みになるのではと思います。ただ、日本の流通量がそのために減ってしまって価格高騰につながらないかという不安もありますが……。

no 自国生産にこだわりを (junko1942・京都・パートナー無・44歳)
食料の自給率が低い日本。そんな日本の主食米を自由化したら、他の作物同様、より安いコストで生産される海外からの輸入物中心にあっという間になりそうだと思います。そして日本の米農家の生活は成り立たなくなり、国内での生産能力を失ったあと、それを取り戻すのは大変なことです。不可能かもしれない。もしも取引している国との関係が壊れたら? もしも海外から食料が入って来づらい状況が生まれたら? それに安全も確保されるのでしょうか? コスト優先の結果、安全でない米が流通することにならないでしょうか? 主食くらい自国生産にこだわるべきだと思います。

no 米は国土も守る (acroma・神奈川・パートナー無・41歳)
グローバル化の時代だから米も自由化? そんな他人事の議論でいいのでしょうか? 米の加工品はすでに輸入されているのに、消費者はそれに気づかされていないことも何かはぐらかされているような気がします。米を作ることは、日本の国土(環境)を守ることにつながり、身体の中からも外からも健康を守ることだと思います。身近に田んぼがなくなってから、トンボもカエルもいなくなり、それを追う子どもたちも消えてしまいました。
3日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
日本のコメの競争力は?
国際的にみて妥当な関税率のもとで、コメの輸入を認めたら、どうなるか。とても農業としての稲作が成り立たないとみるか、いやいや、ちゃんとやっていけるとみるかで、「自由化」の是非が分かれていると思います。ほかの産物ならともかく、コメはなんといっても主食ですから、「食料の安全保障」からみても、これを手放して海外に依存するには、不安が多すぎます。

いまの関税率が700%超ということは、およそ輸入価格の8倍ということですが、たとえば100%(輸入価格の2倍)にすると、関税を払ったのちの輸入原価は現在の4分の1になります。流通・販売経費がありますから、小売値は2分の1程度ということでしょうか。

それなら買うという家庭も多いでしょう。不作でコメ不足が深刻だった93年から94年にかけては、輸入米がタイや中国、豪州、米国などから入りました。国産米の半値以下で、あの程度の味なら食べる、ということでしょう。7年間、米国で暮らした私の印象は、カリフォルニア米が半値なら、国産米は苦戦すると思います。

ただ、その一方で、それでも買わないという家庭も多いと思います。昔と違って、1人当たりのコメの消費量は減っていますから、茶碗1杯にかける値段が高くても耐えられます。ということを前提にしていえば、国産のコシヒカリやササニシキにこだわる人は多いでしょう。理由はわかりませんが、おいしいと思うカリフォルニア米でも、冷めたおにぎりにすると、国産米には到底かないません。

それに安全の問題があります。毎日食べるものですから、神経を使うのは当然だと思います。どれほどの農薬がかかっているかわからない輸入米は、やはり不安です。となると、無農薬や低農薬の国産米を食べて、安心したいという気持ちになります。

それぞれの消費者が半々だとすると、日本の稲作は半分しか生き残れないということになります。いまでも減反による休耕田がちらばる農業地帯の実際を見ていると、耐えられない気持ちもあります。しかし、「3ちゃん農業」といわれるような副業的な稲作であれば、少しでもお小遣いになればということで、販売価格が現在の半値になっても続ける人もいるかもしれません。

意欲的においしくて無農薬のコメを生産している農家はどうでしょうか。輸入米が増えて国産米が淘汰されることになれば、周辺の農地を手に入れて、規模の利益も加えながら、生産を増やすでしょう。

そう考えると、コメの自由化で淘汰される農家も多いでしょうが、日本のコメが全滅ということにはならないと思いますし、世界に輸出するようなコメ農家も出てくるような気がします。いまの日本の食料自給率は40%、コメの自給率は95%です。食料の自給率は、もっと高めたいですが、コメはもう少し「柔軟性」(役人用語みたいですが)を持たせても、いいように思います。

明日は、「食料安保」について、もう少し考えてみたいと思います。

高成田享
朝日新聞石巻支局長
高成田享


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