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需要が飽和しないマーケット〜コレクション、芸術・文化、恋愛〜
景気はよくなってほしいものの、そのためには株や不動産ばかりにお金が流れるしかない、というのは疑問が残る。はたして景気回復のためにその他の選択肢はありえないのだろうか?
今の政府には遊び心がまったくない。細野真宏さんとの対談の時にも言ったことがありますが、「好きなことがないような人たち」が経済政策を考えているという状況です。しかし、遊び心はけっこう重要な要素です。たとえば、ニューディール政策の時にルーズベルトは、芸術家支援というのをやって、公共建築物に片っ端から壁画を描かせるということをやりました。でも、今の政府はこんなこと思いつきもしないでしょう。
需要が飽和しない3つの分野があると私は言っています。「好きなもの」「好きなこと」「好きな人」。つまり「コレクションのマーケット」「芸術・文化のマーケット」「恋愛のマーケット」、ここは需要が飽和しないんですね。株や不動産だけでなく、こういったホントの成長分野にお金や人が回らないといけないと思います。
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