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第55回(2) 2007/02/06
「ゆとり教育」はどうして生まれたのか
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<1ページ目からの続き>
「学力低下」が問題になった学習指導要領
学習指導要領を改定するのは、大変な作業です。まず文部科学省が中央教育審議会を開き、今後の教育のあるべき姿について審議してもらいます。今回、教育再生会議が報告した内容についても、中央教育審議会で、あらためて議論するのです。
そこで今後の方針が決まりますと、今度は「教育課程審議会」を開きます。ここで、どの学年でどのような内容を教えるべきか、方針を出します。すると、さらに「学習指導要領作成協力者会議」を開き、具体的な内容を、ひとつひとつ吟味していくのです。
第二次世界大戦後、日本の学校で教える内容について最初に定められたのは、1947年でした。これは学習指導要領の後に、(試案)と書いてありました。「これを教えなさい」と現場に押しつけるのではなく、「教えるのは現場の先生です。先生に教える内容はお任せしますが、そのための手引きをお知らせします」という性格のものだったのです。
ところが、この学習指導要領が実施されてまもなく、父母から不満の声が出るようになります。「子どもたちの計算力が弱い」「漢字が書けない」「地理の知識がない」という批判です。なんだか、最近とよく似ていませんか。
この「学力低下」の批判を受けて、学習指導要領は、1958年に改訂されました。このときから(試案)の文字は消え、「文部省告示」となりました。法律のように守らなければならない規則となったのです。
「道徳」と基礎学力重視だった
この改訂の目玉は、「道徳教育」と基礎学力の重視でした。これもまた、今回の議論とよく似ていますね。
この改訂で、週に1回、「道徳」の授業が導入されました。私が小学生のときです。「新しく道徳の時間ができました」という先生の説明があったことを覚えています。
学力低下の批判を受けての改訂ですから、基礎学力の充実、科学・技術教育の向上、地理・歴史教育の充実が重点になりました。
この改訂の背景には、「スプートニク・ショック」もありました。前年に、当時のソ連が、世界初の人工衛星「スプートニク」の打ち上げに成功したのです。当時は東西冷戦時代でしたから、アメリカや日本は、大きなショックを受けました。「このままではソ連に負けてしまう」という危機感です。国際的な技術革新に負けない人材を養成しなければならない、という声が大きくなり、科学の教育内容が増えたのです。
これをさらに推し進めたのが……
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