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第39回(2) 2006/09/12
消費者金融の規制に特例の動き
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<1ページ目からの続き>
「グレーゾーン」とは?
消費者金融からお金を借りるとき、金利はどのくらいまで認められるのか。現在は2つの法律が規制しています。
まずは、「利息制限法」です。これによると、10万円未満までの借金だと、金利の上限は20%です。借金の額が10万円以上100 万円未満なら、金利の上限は18%。100 万円以上など上限は15%と定められています。
ところが、実際に消費者金融で借金すると、金利はこれ以上になることがほとんどです。利息制限法違反がまかり通っているのですね。利息制限法には罰則規定がないからです。
しかし、罰則規定のある法律もあります。それは「出資法」です。こちらは、金利の上限が29.2%となっています。なんでこんなに中等半端な数字かといえば、「日歩」(元金100 円に対する1日の利息)を年間の金利に直した数字だからです。出資法の上限金利を超えると、警察に摘発されます。
つまり、消費者金融の金利を規制する法律が2種類あって、片方には罰則がないという不思議な状態が続いてきたのです。
利息制限法の上限を超えるけれど、出資法の上限よりは下の数字というのが、いわゆる「グレーゾーン」(灰色金利)です。法律に違反しているけど罰せられない、という意味で「グレー」(灰色)と表現されます。
消費者金融で借金する場合、このグレーゾーンの金利が多いのです。本来なら違法のはずですが、今度は「貸金業規制法」という法律で、金利を記載した文書を交付して客が納得して払う限り、契約は有効とみなされることになっているのです。
本来は違法だけど、客が納得しているならいいじゃないか、というわけなのですね。
もちろん過去にこれが何度も問題になり、出資法の上限は少しずつ引き下げられてきました。これでも下がってきたのです。何せ1983年までは出資法の上限金利は年109.5 %もあったのですから。ただ、消費者金融業者はこんなに高い金利で貸していたわけではありません。今回の改正で、初めて、実際に貸している金利にまで踏み込むことになったのです。
どうしてグレーゾーンがこれまで存続してきたのかいえば、消費者金融が、グレーゾーンのおかげで商売できてきたからです。グレーゾーンをなくすことに業界から強い反発があり、政治家が手をつけられなかったという現実があったのですね。
このグレーゾーンの存在で、消費者金融は収益率の高い産業でした。大手の銀行も、これにあやかろうと、消費者金融との提携を進めてきました。
でも、この結果、全国どこの町に行っても、駅前の一等地に消費者金融の店舗が立ち並ぶということになりました。消費者金融がいかにもうかるかを示しているのですね。
しかし、消費者金融で借りた金が返せず……
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