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第32回(2) 2006/06/20
日銀総裁の判断はどこが問題になるのか
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問題は日銀総裁になってから
問題は、日銀総裁になってからのことです。総裁に就任するとき、なぜ村上ファンドへの投資を引き揚げなかったのか、ということです。もちろん、ここでも投資先が村上ファンドだったから問題なのではありません。対象がほかのファンドでも同じことです。ファンドに投資したままにしていたこと自体が問題なのです。
この点について福井さんには、「投資ファンドは一任勘定だから」という判断があったようです。「一任勘定」というのは、投資した人が、運用方法についていちいち注文をつけることなく、ファンドマネージャーにお任せするということです。一切口を出さないのだから、日銀総裁としての仕事と何の関係もないだろう、というわけです。
また、福井さんは、過去に社外取締役を引き受けていた企業の株も保有していると言っています。これも問題です。
日銀は、日本の金利水準を決める責務を負っています。もちろん総裁ひとりで決めるわけではありません。2人の副総裁と、外部から選ばれた6人の審議委員の計9人で金融政策決定会合を開き、ここで決定します。
9人で決めるとは言っても、日銀総裁の判断には重みがあります。総裁には強い影響力があるのです。
金利水準というのは、実は株価に大きな影響があります。金利が上昇すると、一般的には株価にはマイナスの影響があると言われています。金利が上昇して企業が資金を借りる際の利息が増えれば、企業負担がそれだけ増えるわけですから、経営にはマイナスで株価も下がりやすい、というわけです。
もし日銀総裁が、「金利はまだ上げるべきではない」と発言したとしましょう。それは、総裁としての判断かも知れません。でも、総裁が個人で株を持っているとなると、「株価に悪影響が出ないように金利を上げたくないんじゃないの」と邪推されかねません。
そもそも株を持っていたり、株に投資するファンドに投資したりしていること自体、痛くもない腹を探られることになるのです。それは、ひいては日本の金融政策への信頼問題にもなります。
もうひとつの問題は今年2月の……
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