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神原 弥奈子さん
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兄弟が多かったから
- 神原
それに、造船所なので地元の方々が働いていますから。子どもたちは社員の人たちと同じ小学校に通っているので、贅沢させられないぞというのは、すごくあったんでしょうね。本当に、色鉛筆とかでも、お友達が何十色とか持っていて、「ほしい」って泣いたら、「必要ないでしょ」って言って、絶対買ってもらえませんでしたし、結構その辺は、今思うと、しっかりしていたなと思いますね。
- 佐々木
そういうお父様お母様から聞いた言葉とか、教えられた言葉の中で、今でも役立っているなって思うことって、何かありますか?
- 神原
やっぱり兄弟が多かったのが、良くもあり、悪くもありなんでしょうね。かまってもらえなかったですから。
- 佐々木
自立心っていうのは、じゃあ、そういうところから生まれたのですね?
- 神原
5人兄弟なので、7歳ぐらいの時には、一番下が生まれていたんです。だから、小学校に入った時には、おむつを替えていましたからね。なので、あまり私自身が両親から構ってもらったという感じはないんですよ。だから今、7歳になった一人息子が膝の上に来ていて、「どうなんだろう? これは」と。
- 佐々木
うちも一緒ですよ。膝の上で食事してます(笑)。
- 神原
私は5人兄弟だったから、自分が子どもを生んだ時には、一人っ子でベタベタに育てたいと思ったんですけど。ふと気がついてみて、二人目の弟のところが5人姉妹なんですよ。
5人目がハイハイしていても、そこで他の子が寝ている、みたいな育てられ方ですよね。「いいのかな? 私は」って、ちょっと不安に最近思います。同じ7歳でも、自分の7歳の時と全然感覚が違うんだな、と。
- 佐々木
中学校、高校は、そのまま育ったんですか? 何か、変わった教えがあったということはなかった?
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