ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第88回 田村 真理子さん

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田村 真理子さん
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実演販売もやりました
- 佐々木
でも、やっぱりゼロから創っていくのが、好きなんですね。
- 田村
それは言えてる。
- 佐々木
私の高校生の時のアルバイトも、電話帳を上から電話していって見つけたの。
- 田村
本当? じゃあ、似ているかもしれない。そんな感じですよ。
- 佐々木
私はやっぱり、チラシを配るっていうアルバイトが世の中にあるんだなっていう、過去に1回だけ体験があって。時給400円でウエートレスぐらいしか、高校生って当時のアルバイトはなかったけれども、ウエートレスのシフトに入ったら、高校の学生生活とあまりうまくいかないだろうと思った時に、「単発でチラシ配りっていうのがあったな」と思って。それで、横浜の電話帳を開いて、「音楽関係」ってところをめくってね。4社あったので上から順番に電話して、「高校1年ですけど、チラシを配るアルバイトありますか?」って。4つ目の会社から「今から来ればすぐにでもある」って言われて。そこで、結局9年間働いたんです。大学の学費も、そこで稼がせてもらった(笑)。
- 田村
自分でやったんだ。意外とそういうものかもしれませんよね。私は、私っぽくなかったけどそれなりに楽しんだのは、ハムか何かを店頭で売るっていうの。
- 佐々木
実演販売?
- 田村
そう。1、2回やった。
- 佐々木
全然、そっちの方が向いてなさそうな感じもするけど。
- 田村
そう? でも、その時は一時だったから、たぶん時給がよかったんだと思う。新製品を売っただけなんだけど、それも工夫してやって結構売れて。私、売れないだろうなと思ったから、どういう売り方をしたのか、ちょっと工夫したんですよ。そうしたら結構売れちゃったのを覚えてる。で、全部売れた時の喜びは、そこで感じた(笑)。
- 佐々木
そうよね(笑)。私なんか、チラシ配ってたって「隣で配っている人よりも早く」とか自分で勝手に目標を設定して、向こうから来る人を、「ここを通り抜ける人に全員渡す」とか勝手に目標を設定するわけね。それで、どの角度で、どのタイミングで、どういう顔で出すと……って。で、全員がもらってくれると「成功!」みたいな(笑)。
- 田村
小さな目標をね。
- 佐々木
そういう、すごく単純なのね。自分で勝手に目標を設定してね。でもやっぱりアントレプレナーなのね?
- 田村
動くのは嫌いじゃないですよね。だから、あまりごちゃごちゃ考えているより、動いちゃった方がいい。
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