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88
日本ベンチャー学会事務局長
田村 真理子さん

中小企業への正当な評価も必要では

佐々木

起業家が増えると、世の中が変わってきますか? やっぱり起業家がもっと増えてもいいっていう考えですか?

田村

日本は8割中小企業で成り立っているということで、昔から、町工場の方も含めて、自分一人で、職人芸的な方が自分でやっていらしたわけじゃないですか。そういう意味では自分の顔でやっていらしたっていうことで、従来あるべきって言う方は変なんですけどね、やっぱり自分で頑張れる規模のところで、自分に納得した仕事をして人生送っていくという方向を、皆さんがもう一回求めているというのは確かだって、私は思っているんですね。

自然な方向だということと、あと、やはり日本はちょっと、「起業家=お金」というイメージがあまりにもありすぎる。でも、実はそうではない、社会貢献している人はいっぱいいるわけじゃないですか。その人たちへの社会的ステータスは、正直、日本はあまり高くないと思うんですよ。だから、そういう人たちの正当な評価。サラリーマン社長の方が注目を浴びすぎじゃないですか。

佐々木

バックグラウンドが大きいからね。

田村

だから、そこを正常にしたいなっていうのはありますね。

佐々木

「社長」っていうのが、だから、雇われている社長さんと起業した社長さんの区別があまりない、ということですね。起業してファウンダーでCEOという人と、違いがありますか?

田村

これは一概には何とも言えないと思うんですね。確かに日本の場合は、よく言われるように、戦後、非常に優秀な、生え抜きの人たちが産業界に流れたという現状がありますよね。だから私は、サラリーマン起業家が悪いって言うのではないんですよ。

ただ、それが必要な時代があったけれども、今は両方が交流していかなければ、両方の価値をミックスしていかないとね。一つの会社だけで生きていくっていう時代ではなくなってしまったっていう現状があるわけじゃない。そうすると、自分でやられるような人とか、チャレンジするような人っていうのが、数で増えるかどうかは別としても、そういう人たちがいておかしくない。

佐々木

ファウンダー&CEOの地位が日本では低かったっていうことを言っていらっしゃるわけですよね。

田村

どっちかって言うと、今まではね。もちろん京セラの稲盛さんもそうだし、尊敬はされていますよね。でも、日本の場合、やっぱり大企業の下に中小企業がいるという二部構造で始まったから、この意識がずっと続いている。

下請け的な中小企業で、すごく面白いオンリーワンの企業って実はいっぱいある。でも、そういうものへの視点の当て方というのは、今でこそ徐々に出てきていますが、当然、前はそうではなかった。政策含めて。技術がないと、やっぱり労働力の安い、中国や東南アジアに流れていくわけですよね。

一方で、「日本は危うい」とずっと言われ続けているのは、どんな理由にしろ、自分の腕で、鍛冶屋さん的な、「この物は自分じゃなきゃ作れない」といった仕事師たちの、もの作りの精神というものが保持されるのがすごく難しくなってきている。だから、もの作りがなくなってしまうと……。

佐々木

そうですよね。それはでも、スポットライトを当てていないからでしょうね。

田村

そうそう。だから、それがさっき言った、サラリーマン化していっちゃったっていうことですよね。

佐々木

やっぱり日本の独特な、技術者が細かいところにこだわりながら一品一品、いいものを作りながらっていうような産業を、構造的に大切にしてこなかった。

田村

そうですね。やっぱり効率性を求めちゃったんじゃないですか。人口構造も含めて、いろんな意味で一旦、本当に今シャッフルする時期なんですよね。今、少子化問題がすごく言われていますけれども、一方では、一時増えすぎただけで決して悲観的なことではないんだっていう言い方をしていらっしゃる専門家もいらっしゃる。とにかく今までは効率性を求めた人口の増え方だったり人口の集まり方だったのが、今度はそうではなくなる集まり方とかっていうのが起きつつある。

佐々木

私、それに高齢者問題は長く続かない可能性があると思っているんです。今の60〜70代の方々は長生きされると思うけど、今の20〜30代は、食べ物とか環境を考えると、私は、あまり長生きしないかもしれない、と。だから高齢化っていう問題は実はすごく一時的な問題ではないかと思ったりしているのよね。

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