ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第86回 高橋 伸子さん

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高橋 伸子さん
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今は、投資の収穫のとき
- 高橋
そうそう、そうなんですよ。アレルギーがあって「私はそういう仕事はしないもんね」でしたが、業務命令でやってみたら結構面白いし、金融の新しい時代を消費者視点で取材するなんて、誰もやってないじゃないですか。
この「誰もやってない」っていう所が非常に魅力的なのと、子育て中だったので、フリーランスでも向こうから仕事がやってくるのは助かりました。
とても仕事を探し回れる環境じゃないのに、自分がちょっとアンテナを張っていると仕事がいただけた幸せが今につながっています。そんな感じで20年仕事をさせていただきました。
- 佐々木
それで今、30年終わって、これからの10年はどういうプランを? 日本国の社外取締役として、いろいろとたくさん奉仕活動をしてくださっているわけですけれども。
- 高橋
きちんと儲けて、お金で社会還元する事も考えなきゃいけないかなと(笑)思っています。
- 佐々木
当然、今でも投資もされているわけですよね? いろんなところに投資?
- 高橋
そうですね。ただ、東証に関係してからは、「李下に冠を正さず」で株式投資は控えています。
というのは、実はいい訳(笑)。東証の社員は社内規則で株取引はできないんですけど、社外取締役はOK。証券取引法の一般のインサイダー規制のみです。
控えているのは、忙しいのと、2001年頃から2003年の安いときに仕込ませてもらったので、今は収穫を待つだけかな(笑)。そんなふうに見えを張ってみたりするわけです。
- 佐々木
そうなんですか。
- 高橋
東証アカデミーを立ち上げた2004年から相場環境がいいですから、「何もしなくても、真綿の座布団でフワッ」とか、「筋斗(きんと)雲に乗っている孫悟空の心境」とか冗談を言っていますけど(笑)、それが中長期投資の醍醐味。コセコセ、ガツガツは苦手です。
- 佐々木
それは相当大金を動かしていらっしゃる(笑)。
22/28
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