ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第84回 金子 奈緒さん

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金子 奈緒さん
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腹式呼吸で、安定させる
- 佐々木
私達、素人が発声を練習するには、何をしたらいいんでしょう? やっぱり腹式呼吸を練習して(笑)?
- 金子
発声って、もちろん音が出るから発声で、「ア、エ、イ、ウ」っていうのをやっているんですけれども、基本は呼吸法なんですよ。私が健康法に惹かれて放送部に入ったのは大正解で……やっぱり全ては呼吸なんですよね。呼吸ができていなければ、安定した声も出ないし。お腹からも空気を送って声を出すことで、声帯・喉への負担も減らすわけです。だから、私は別に何の回し者でもないけど、その腹式呼吸というものを、皆さんにすごく勧めてて。でね、本当の腹式ってただ単純に「ア、エ、イ、ウ」って言えばできているものではないんです。人間がお腹から声を出すと言うことは、実はすごく難しいんですね。
- 佐々木
私は、もう、ずっと練習しているけど、できないんです。
- 金子
でも、赤ちゃんはできてるんですよ。
- 佐々木
そうなんですよね。
- 金子
そう。だから、仰向けに寝ればいいんですよ、大人も。佐々木さんは、夢の真っただ中にいらっしゃる時は、腹式呼吸なんですよ。寝ている時の人って、呼吸にあわせてお腹が「プー、プー、プー」って膨らんでいますよね? それが腹式呼吸なんです。でも起きている時は意識すると難しくなってしまうんです。特に女性は胸呼吸になりやすい。とにかくリラックスして仰向けになること、です。そうして、できるだけゆっくり呼吸してみる……お腹がぷ〜って膨らめば、成功です(笑)。
- 佐々木
呼吸法が大事だってことは、もうずいぶん前から私も思っていて、時には昼間の12時ぐらいにカラオケボックスに行ってね、歌わないで、アナウンサーの方に発声を習ったり。
- 金子
(笑)マニアック。
- 佐々木
先生についたこともあるのですが、有名な歌の先生だったらしく、いきなり歌わされて、もう酸欠状態で倒れてしまったりしてね。いろいろやってるんですけれども、できないんです。でも、これでも昔よりかは出るようになったんですけれども。
- 金子
そう、声は良く出ていましたよ! だって佐々木さんのマイクは、スタジオのミキサーさん、そんなにすごく近づけていなかったんですよね。お気づきだったかもしれないんですけれども。普通の、何もやられていない方がいらした時って、マイクがものすごく近かったり、そのゲストさんのマイクだけ、すごく高感度にしたりするんですけれど。佐々木さんに対しては、そういうセッティングはしていなかったはずですよ。
- 佐々木
そうなんですか?
- 金子
だから、声は、心配しなかったんですよ、誰も。
- 佐々木
それはちょっと嬉しい。他には何でしょう、自分を高めるために。「乗馬をやっている」って書かれていたんですが、乗馬も健康法ですか?
- 金子
いいえ、それは、家族で八ヶ岳とかに昔よく行っていた時期があって、その時に牧場があるから好きで通っていたんです。でね、ある時乗っていたら、宇津井健さんが白馬に乗って現れて。「わっ、格好いい!」と思って、何となく自分もやっていただけっていう、すごく不純な動機なんですけど。
- 佐々木
今、運動は?
- 金子
運動は、ジムにずっと行っています。曜日で通う日を決めているわけではないのですが。なので人に言う時には、「2週間に1.5回」っていう半端な説明なんですけど。2週間に1.5回ぐらいですかね、平均すると、行っているのは。
- 佐々木
月に2〜3回ぐらいってことね?
- 金子
そうそう。もうちょっと、本当は行きたいんですけど。そこは予約制、マン・ツー・マンでみてくださるので、安心なんです。
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