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金子 奈緒さん
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外国語を聞く耳が育った
- 佐々木
お話を聞いていると、今、文部科学省で、「小学校5年から英語を週1回」なんていう議論をしているんですけど、私なんかは、「いや、もう5〜6年生じゃなくて、やるんだったら、逆に、もっとちっちゃい時にやっている方がいいんじゃないの?」と思っていたんですけれども。まさに幼稚園から小学校から2〜3年ぐらいまでに徹底的に英語で遊ばせたら、高学年では休んでいてもいいっていう実証ですよね?
- 金子
たぶん。本当に、そうかもしれませんね。
- 佐々木
英語との相性も合ったのかしらね?
- 金子
うん。でも、その後も、語学を大学で取ったりしたんですけれども、たぶん、母国語以外の音を聞く耳があったみたい。英語をちっちゃい時からやっていたおかげで。英語だ、日本語だって区別して聞いていなかったおかげで、どの言語をやっても、発音をすごくまねするのが上手だったんですよ、私、ものすごく。自分で言うのも変なんですけど、本当の話で。ネイティブの先生が大体、「えっ? いたの?」って。いや、でもそれは分からない、「いたの?」って言われていることは分からないんですよ。でも、発音のテストとか、もう完璧。
- 佐々木
まるで海外で生活したみたいにね。私もね、中国語の音がとてもきれいでね(笑)。
- 金子
本当に?
- 佐々木
やっぱり、耳がいいらしくて、音をまねるのが上手で、褒められて、「うまい」って言われるんだけど。そのフレーズしかしゃべれないの(笑)。
- 金子
いや、いいんですよ。だから、それなんですよね。それがあると、間口がやっぱり広がって、入っていきやすいんですよ。だから、その耳の下地は、小さい時、外国語って意識していない時に、つけさせてくれた両親にはすごく感謝しているんですね。
- 佐々木
金子さんは帰国子女なのかな、と思っていたんですよ。それともインターナショナルスクールかな、と。
- 金子
よく言われるんだけど、そうじゃないんですよね。記憶にない勉強っていうか、残らないぐらいの早い段階だったんですよね。
- 佐々木
これ、たぶん対談を読んで、今、赤ちゃんがいる人は、皆、英語を聞かせると思いますよ(笑)。
- 金子
そうかな(笑)。でも、私が子どもの時なんかよりも、今、あまりに英語の教材も多いし、番組もいっぱいありますでしょ? BS、CSもあるし、もう、環境はすごく恵まれていると思いますね。やろうと思えばいくらでもやれるから。
- 佐々木
できますよね。ちっちゃい時にできた方がいいのね。
- 金子
とは思いますね。
- 佐々木
で、積極性は、伺っていると、英語の勉強の中から身についたのかもしれないですね。
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