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win-win > 第80回 鷹松 香奈子さん・斉藤 美和さん

初仕事はミュージカル
- 佐々木
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初仕事は、なんだったんですか?
- 鷹松
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私、初仕事って、どっちが先だったかよく覚えていないんですけれど、実はミュージカルだったかもしれないんですよね(笑)
- 佐々木
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本当に? 歌って踊ったんですか?
- 鷹松
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歌って踊ったんです。台詞もあって。
- 佐々木
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本当に? 女優さんじゃないですか。それは何歳のときですか?
- 鷹松
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えーと、21歳になってたかな。20歳で会社を辞めた後にモデルエージェンシーに入ったのが9月なんですよ。多分、1月2月には舞台を踏んでいたかな。あの当時、バブルの頃だから、とにかくイベント的なショーがとても多くて。東京キッドブラザーズってご存知ですか?
- 佐々木
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知っています。私、キョードー東京とキョードー横浜でアルバイトしていましたから、仕事で何回か行きましたよ。
- 鷹松
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あるメーカーがファッションショーとキッドブラザーズの舞台をジョイントしたものをやったんですけれど、何を間違えたのか、オーディションに行ったら受かっちゃって。
- 佐々木
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すごいじゃないですか。じゃあ、歌うの、踊るの、って。
- 鷹松
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そうなんです。歌ったことも、踊ったこともなかったのに。3カ月間の猛特訓を受けて。8人くらいモデルがいて、私が一番の新人だった。それなのに、新人の私だけが台詞があったんですね。イジメに遭ったし。怖かったんですよ、当時の先輩は。地方巡業もあって、それこそ九州から北海道まで。
- 佐々木
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何回もステージを踏まれて。
- 鷹松
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笑っちゃいますよ。今考えると、すごいデビュー(笑)
- 佐々木
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それで女優の道とかに進もうとか、考えなかった?
- 鷹松
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全然(笑)。行かないですよ。だって……背が高すぎますよ。
女優さんってすごいな、ってそのときに思いましたよね。演じるということ。本当に涙流して泣いているし、すごいな、私にはできない、って思いました。
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