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澤田 貴司さん
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一人で自分を奮い立たせた
- 澤田
そうせざるをえなかったのかもしれないね。一人でずっと生活してきたから、いろんな局面に入っていくと、自分を奮い立たせて、なにか結果を残さないと認められないって感じてたのかもね。
高校に行った時も、やっぱりすごい田舎から出て行ったから、野球やったりしながら自分というものを作っていかなきゃいけなかった。あるいは自分の存在を確認したかったっていうのかな。
で、大学に来ても、また友達ゼロから始まるじゃないですか。全然誰一人知らないでしょ? そこでまた作っていかなきゃならなかった。
- 佐々木
自分を奮い立たせるって時に、澤田さんがする事って、なんかあるんですか? ちゃんとビジョンを明確にするとか、それとも、気を張るっていうか。私なんかはどちらかって言うと、自分の気力を保つ、という感じですが。
- 澤田
昔は気力を作ってた部分があるね。昔は本当に、無理に作る。僕を認めてほしいとか。「面白い奴じゃん」っていうふうに認めてもらうためにやったことは、「地を出す」。珍しいじゃないですか、僕、田舎で、吉野谷村だし。ものすごい田舎じゃん。免許証とか見ると、ぶっ飛んじゃうわけ、皆。だから、敢えてそれを出しちゃうとかしてた。
- 佐々木
「石川県出身です」とか?
- 澤田
「ここ出身だぞ」と。敢えてそういうのを出してた感じはするね。で、合コンでも、敢えて自分を思い切りさらけ出しちゃう。格好つけずに。そこで差別化を図るんだ、と。
- 佐々木
(笑)それはもう、見事な競争戦略。
- 澤田
「だれも俺と同じやつ、いねえぞ」みたいな。そのコントラストが面白い、とかね。
- 佐々木
ソフィアでその戦略は強いです。
- 澤田
強かったね、これは。
- 佐々木
もてたでしょう?
- 澤田
もてた。
- 佐々木
私、澤田さんとたぶん同じ頃に上智大学に行ってるんですよね? 私、市ヶ谷のキャンパスだったんですけど。出会ってたら、好きになってたかもしれないですね。
- 澤田
勘弁してください。
- 佐々木
勘弁ですか!(笑)
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