ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第79回 澤田 貴司さん

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澤田 貴司さん
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初めての独立
- 佐々木
それで、キアコンですね?
- 澤田
うん。2002年4月末に辞めて、翌年の2月まで仕事をしてなかったです。リラックスして犬の散歩ばっかり。近くの温泉に行ったり、アメリカの友達に会いに行ったり、ちょっとガス抜きしてふらふらして。
そうしたら、ある方に出会った。再生をやっているっていう話を聞いて。すごくチャーミングなおじいちゃんで、ユダヤ人の。今、69歳かな。すごくチャーミングな人で。
彼は、僕がアメリカに行った時に、「澤田君、この店って実は、悪かった時に僕が買って、今こんな店になってる」って。あまりにもチャーミングな店で、「このじいさん、格好いいな」と思って、で、「僕もそういう仕事をやりたいな」と思って、そのじいさんと仕事を始めたわけ。それが、僕がキアコンを作ったきっかけ。
僕、今まで仕事をする上で、人を見ちゃうんですよ。内容よりも、「この人だったら信じていいな」とか、「この人だったら、僕、たぶん勉強になるな」とか、「嘘をつかないだろうな」とか、そういう事をすごく大事にするんですよ。今まで全部そう。そこのフィルターってすごくあるんですよ。で、そのフィルターを通っちゃうと、「やっちゃおう」っていうのになっちゃうんです。でも、そこを通らないと、なかなかやらないの。
- 佐々木
そのユダヤのおじいちゃんは通っちゃったわけ?
- 澤田
通っちゃった、すぐ。柳井さんもそうだった。玉塚もそうだし、僕の周りにいる人って、やっぱりそうですね。すごくありがたい。
- 佐々木
でも、それは澤田さんの人柄がそうさせるんだけど。でも、そのユダヤの人と会って、「それじゃあ」って言って、会社、キアコン。「気合」と「根性」(笑)。大胆な名前ですよね、社名としてはね。
- 澤田
すごい名前だよね。最低だよね。でも、80歳ぐらいになってもう一回キアコンを創業したら、かわいいじゃない?
- 佐々木
その時は私も仲間に入れてくださいよ。
- 澤田
うん。全然オーケー。
- 佐々木
私も80歳ぐらいのおばあちゃんになってて。
- 澤田
80歳でキアコンやるってかわいいよね。ちょっと若すぎちゃったよね。ちょっと肩に力が入りすぎちゃった。
- 佐々木
(笑)そんな感じですか。で、キアコンは……。
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