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パトリック・ダヴィッドさん
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若いときのチャレンジが、その後の力になります
- 佐々木
ダヴィッドさんの場合は、30歳の時に海外での医療支援活動を行われましたよね。今日、お話を伺っていると、本当に、20代や30代前半の医師に、ぜひ同じような経験をして欲しいですよね。
人助けができるだけでなく、自分が現在置かれた環境がどんなに恵まれたものかを再確認する機会にもなるでしょうし、医師としての大切なことを学べるようにも思いました。
- ダヴィッド
本当にそう思います。最近の若い医師や医療専門家の多くは、キャリア志向が強く、また自分の研究に没頭するタイプも多いので、海外でのこういった医療支援活動に参加する若い医師の数が減ってきているという、新たな問題にも直面しています。
「世代ギャップ」とでもいうのでしょうか。若い医師が私たちの活動に参加し、引き継いでいってくれることを希望してやみません。
- 佐々木
本当に同感です。このような活動をすることで、医師としての力がついていくことがもっと重要視されることが大切ですね。
今日はどうもありがとうございました。これからも、多くの人たちに笑顔を届けてください。
対談を終えて
包容力を感じる方でした。難民キャンプなどもいくつか訪ねたことのある私にとって、こういった医師たちの話は、尊敬と感謝の念をもって聞くことができます。フルタイムで今も医師として活躍しながら、地球上で苦しみ続けている人々のことを考え、行動し続ける。それも、光の当たらなくなった地域での地道な活動。私たちがまずできることは、そういった地域のことを忘れず、良く見て、光を当て続けることかと思いました。フランスからの短い来日期間中、お会いできて光栄でした。
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