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中西 弘子さん
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3、4歳まで、テレビやデジタルは、触れさせない
- 佐々木
いろいろと、世界中の子育ての様子も見て歩かれていると思うんですが、日本の今の教育、家庭教育は、いかがですか? 親の関わり方とか。
- 中西
ときどきお話しさせていただくんですけど、あまりにも、いわゆる学校教育に力を置きすぎかなっていう感じがしますね。もう少し、学校の外で大人たちがきちんと関わって子どもをのびのびと育てていくとか、子どもが興味を持ったものを、もっともっと伸ばしてあげるとか、っていうようなことをする必要があるのかなって。
たとえば2歳くらいから、幼児教室に通わせて、小学受験に走っている方もいますよね。はたしてそれで本当にいいのかしらっていうところはあると思うんですよね。海外ではあんまりそういうの、ないですね。
- 佐々木
そうですね。小学受験はあまり聞いたことがない。
- 中西
なんていうか、こう、心の触れ合いっていうのが、私は必要なんじゃないかと思うんですね。特に子どもが小さいうち、本当に心を育てる時代ですよね。小学校とか中学校に行っちゃうと、やっぱりお友達だとか影響が出てきますので。
- 佐々木
4、5歳までが勝負でしょうね。
- 中西
そうですね。その時期が、すごく重要だというふうに思っているんですよね。
- 佐々木
でも今、生活の中にはテレビを始めとするデジタルの“おもちゃ”もいっぱいあるじゃないですか。
- 中西
難しいんですけど、できるだけ3、4歳くらいまでは触れさせない、そこはお母さんもコントロールなさるほうがいいと思うんですよね。今、子どもに2歳までは絶対テレビを見せちゃいけないっていうことも叫ばれていますよね。本当にそのへんは重要だと思うんですね。なぜなら、テレビは親子のコミュニケーションや、体験をともなう「あそび」の機会を奪ってしまいますから。
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