ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第70回 一色 真司さん

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株式会社代々木学園代表取締役社長、代々木高等学院学院長
一色 真司さん
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不登校と家庭の関係
- 佐々木
何か、家庭環境や育て方の特徴とかありますか。
- 一色
分からないですね。で、特に子どもって、思春期になるまでって、差が激しいでしょう? 小学校で大人になっちゃう子もいますし、高校でも、ものすごく幼い子もいますしね。
だから、それはその子によって、僕は、全然違うと思いますけど。やっぱり、「小さいときには愛情を注ぐ」っていうのは、当然大事なことだと思うんです。ただ、覚えてないでしょう? あの頃って、子どもって。
- 佐々木
親としてはあんなにかわいがったのにって(笑)。
- 一色
で、理解してくれてる親はいいんですけど、そうでないご家庭もやっぱりありますよね。で、そういったときは、その子に、どう自立するか、本当の意味で自立を、アドバイスとしてあげるっていうことしかないんですよね。
だから、引きこもっていた子が、ある程度元気になって、うちに来るようになって、友達もできて元気になる。で、翌朝、またしょんぼりして、うちに来て。で、元気になって帰って、しょんぼりして来て……。もう、繰り返すんですよ。家でプレッシャーかけられちゃうんですね。
だから、そういったときには、「お母さんは、そういう価値観から卒業できなくて、あなたを見ているから、だから、あなたが大人になろうよ」、なんて言ってるんです。だから、話がずれましたけど、思春期のときに、やっぱりちゃんと見てあげるっていうのが大事。
- 佐々木
思春期っていうのは、何歳ぐらい?
- 一色
小学校の高学年ぐらいから20歳過ぎぐらいですよね。25歳までぐらい。
- 佐々木
10〜25歳!
- 一色
ええ。長いですよね。まあ、定義ってたぶん、いろいろあると思うんですけど。
- 佐々木
そこで愛情がしっかり伝わっていれば、まだまだ回復できる。
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