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和田裕美さん
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本当の安定とは、頑張ること
- 和田
本当の安定っていうのは頑張るということだってことを教えたいし、伝えたいですね。だけど、今の立場を守ることが安定だと思っているから、たとえば離婚とかをしたいのに、「生活できないから離婚しない」っていうのと似ていると思いませんか?
- 佐々木
確かに自分の力があれば、いつも安定できますね。
- 和田
自分が力を持っていて、30万もらっている人が60万の仕事をしていたら、転職も自由だし、仕事も選べるし、自信もあると思うんですよ。だから、固定給が安定じゃなくて、本当は固定給で生きてることは実は自由性がないと思っているので、そういうことを伝えたい。
お金をもらいながら、たとえば「会社の広告予算が1億あります」って言われたら、自分が絶対に手にできない1億っていうお金を使っていろんな実験ができますよね。だから、そういう仕事をしている人は、1億っていうお金を、お給料もらいながら、勉強できる仕事なのだから、ものすごく感謝すべきことだと思います。
自分自身がお給料をもらっていることに感謝して、それ以上の仕事をすることが、自分の将来を作っていくことになる。いつ仕事を辞めても大丈夫と思えることが大切。
成果主義の場合、30万の人が60万の仕事をするっていう前提で考えたら、それが将来の給与ではなくて、成果主義なら今すぐにもらえる可能性があるわけですよね(笑)。私は、そのほうがいいと思ってる。
- 佐々木
そうですよね。私も振り返ってみると、お給料がいくらかって全然気にしないで働いてきました。あんなにお金がなかったにもかかわらず(笑)。給与について、「去年より今年は上げてください」とかって、全然思わないで働いてましたね。仕事があれば、土曜だろうが日曜だろうが、夜中だろうが熱心に働いた。無知で情報がなかったっていうことなんでしょうけど。
だから私は、時に、情報がないってことはある意味いいなと思っているんです。情報がないと、熱心になりますよね。「あの人は残業代プラスになったけど、私はない」ってわかった途端に嫌な気持ちになるかもしれないけど、知らなければ楽しく働いていられることもある。
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