ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第49回 田中里沙さん

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田中里沙さん
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広報? 広告?
- 佐々木
そうかー。私、イー・ウーマンを2000年に作ったとき、ビジネスモデルを聞かれると、「IR・CR」って答えていたんですよ。
- 田中
IR・CR?
- 佐々木
これからの時代は、株主との関係のIR(インベスターズリレーション)と、顧客や消費者との関係であるCR(カスタマーリレーション・コンシューマリレーション)が大切になっていくので、イー・ウーマンはバナー広告を取りません。IRとCRの一体型のコミュニケーションを企業向けにサポートします、って言ったんですよ。
- 田中
それは素晴らしいですね!
- 佐々木
でも、誰にも通じなかった(笑)。まったく通じなくて、それは一体何ですかって言われて。あんまり初めに懇切丁寧に説明してしまうと誰かがビジネスを真似するかもしれないなんて思ったりして、私たちも会社スタート前だったから、公の席ではあんまり説明をちゃんとしなかったんです。
当時はまったく理解されなかったけれど、今CSRの時代になって。やっとね。私も『PRIR』くらい素敵な言葉を捜せばよかった(笑)。でも同じことですよね?
- 田中
そう。既に言ってらっしゃってすばらしい。今度『PRIR』の巻頭のところの取材に行きます。まさにね、IRっていうと、今まだ、アナリストレポートだとか、やっぱりPRよりはもっと小さい概念で考えているんですけれど、それこそカスタマーリレーションズの、個人株主の問題だとかね、その一体化っていうのが、誰か言ってもらわなきゃ、っていうふうに思ってたんですよ。是非。でも、助走期間としては早いほうだと思いますよ。
- 佐々木
ちょっと早すぎたかな。
- 田中
でもすごいですよね。あのサイトを見ていれば分かりますよね。あのサイトを見た経営者の人が、あ、こういうコミュニティがそうだ、とか、実感してくれるわけですから。
- 佐々木
どうですか、イー・ウーマン見ていて。
- 田中
やっぱりイー・ウーマンを見ている人って、濃いですもん。
- 佐々木
濃い?(笑)
- 田中
そう。それだけやっぱり趣旨が伝わっているんだな、っていうふうに思いますよね。ですから、自分がイー・ウーマンと関与しているっていうことを、外でも話す人はきっと多いと思いますし。やっぱりね、ちょっと、ある種、すごいメディアですよね。
- 佐々木
そうですか。田中さんにそう言っていただけると、嬉しいですよね。
- 田中
CRとIRって、その頃からおっしゃっていたって、すごいですよ。
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