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川村秀樹さん
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上院議員スタッフ、それぞれの役割
- 川村
しょっちゅうではありませんが、話し合いますよね。広報スタッフが注意しているのは、議員が常日ごろ、どういう考え方をしているかを知るということ。日本だと秘書は2、3人しかいないんですが、アメリカだと十数人。ワシントンの中で上院議員は16、7人いますから。広報スタッフは話を聞いていて、この議員はこういう考え方をしていると悟って、その言葉を洗練させる。短い言葉で。もちろんスピーチは、また専門のスピーチライターがいますが。
- 佐々木
オフィスには数多くの人がいますよね。政策スタッフが政策提案専門で調査し、スピーチライターは講演原稿をつくり。それとは別に常時、議員について回る広報スタッフがいる。秘書みたいな感じでしょうか。
- 川村
秘書は、総合秘書のような偉い人が一人いまして、それとはまた別ですね。
- 佐々木
広報スタッフはやっぱり、見せる戦略コーディネーターなんですね。
- 川村
そうですね。筆頭秘書みたいな人は、非常に重要な団体とのスケジュール調整というような、スケジュール調整をすることが非常に多いんですが、広報担当スタッフはマスコミ及び地元でマスに出て行く時にどういうふうに見せるか。
一人の議員に対して、法案スタッフを含めて、その専門家とブレーンが20人近く一緒に動いている。その20人がチームとなって、一人の上院議員をどう見せるかと考えながら動いている、っていうのがすごいなと。
- 佐々木
川村さんの広報の世界は、いきなり企業トップや政治の世界になっていきましたが、そこが得意分野だったということでしょうか。
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