ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第17回 志村季世恵さん

17 |
志村季世恵さん
|
|
|
「正」の方向に行く考え方
- 志村
父は哲学的な人で、「物事を最後まで考える」という癖をわたしにつけてくれたんです。
どうすると幸せになるんだろうね、と考えられるように、負じゃなく正の方向に持って行く考え方をしつけてくれてたんじゃないかなと思っています。
子どもは子どもなりに、本来はやさしいと思うんです。イヌを拾ってきたり、ネコを拾ってきたり。そういう子どもの情緒にも父は付き合ってくれて。
母は「捨ててらっしゃい」という人だったんで、わたしが泣きながらネコとかを捨てに行くのに、「お母さん、怖いねえ」と言いながら父が付き合ってくれて。考えてみれば最初から父が一言言ってくれればよかったと思うんですが(笑)。
- 佐々木
(笑)
- 志村
そういっても、母もとっても子ども好きな人で、知らない子をたくさん連れて来て世話しているというような。
- 佐々木
知らない子って(笑)?
- 志村
母は世話好きな人で、わたしの知らない子、近所の子どもたちを預かっていたんですよね。「ただいまーっ」と家に帰ると、わたしのふとんに知らない子が2人か3人、寝ているわけです(笑)。すると母が「預かってたの、かわいいんだもの」と言って。世話好きな家庭環境だったんじゃないでしょうか。
6/24
|
 |
|
|