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山下久美子さん
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世界観を変えてくれた子どもたち
- 佐々木
それって、やはり、出産も含めて、人生の中で自分のステージが進んでいって、今だからこそ感じる、ということなんですよね? 今の山下さんは、そういったメッセージを送りたくなったという、そういう時期なんでしょうか。
- 山下
そうだと思います。これがちょっと前だと、そう思えてはいなかったという気がします。おぼれかけちゃうというか、選ぶのは大変だなあ、という感じでね。
ちょうどタイミングが合ったのだと思います。「その時が来た」というように、プリミティブな感性でキャッチするという感じです。本能的に。
- 佐々木
たぶん、ご自分でも、ちょっと大げさに言えば、人生での自信がついたり、自立のステップに向かわれたのかなと思っていたんですけど。何か具体的にきっかけなどはあったんですか?
- 山下
それは、何よりも子どもたちとの出会いが一番大きいですね。「こんなにわたしを変えた人はいないわ」という感じです。
もう、インドやネパールに行かなくても大丈夫、というような(笑)。家にいながらにして、ちゃんと浄化された気分になります。
そんな感じがあったので、わたしの中では自立というものが、そのまま自然と「生きているんだ、生きていくんだ」ということにつながっている。「生きてなくちゃ駄目よね」って。
それは、どちらかというと本能的なものに近いと思ったりしています。子どもたちといると、どうしてもそうならざるを得ませんし。
- 佐々木
わたしも4歳と9歳の子がいるのでわかります(笑)。でも、そうですね。たしかに、自立とは生きていくこと、なんですね。
- 山下
本来自分が持っているものはそんなに変わってないんですが、ポッと見える世界が変わりましたね。
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