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小林 栄三さん
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自分は、自分以上でも自分以下でもない
- 小林
引き継いだのは、あたふたとしないというところかな。
- 佐々木
どーんと構えて、ということですか。
- 小林
自分はね、自分以上でも自分以下でもないという感じでいつもいましたね。それで、物事はやっぱり努力しなくちゃいけないけど、なるようになるし、なるようにしかならないという感じがやっぱりありましたよね。
自分がね、どれだけ自分を飾っても、やっぱり自分は自分だし、自分以上でも以下でもないから、いろんなことやったときに自分に問いかける。「これでいい?」って。そして「そうだよな」って、自分でまたそれに答える。ということだと思いますけどね。
- 佐々木
それはその家庭環境の中で、指導されたというより、日々の生活から学ばれたんですね。伊藤忠の行動基準が、5self-tests という形で、自分への問いかけになっていることを思い出しました。
- 小林
そうですね。自分に問いかけるって、大切だと思いますよ。当時言われた言葉は、まあ田舎ですから、ものすごくわかりやすく言えば、「人に迷惑かけたらいかん」とか、「自分は自分でちゃんと自立すんのよ」とかでしたね。昔からね、学校出るまでは家が全部面倒見るけど、学校出たらもう一切見ないっていつも言われてましたから。
- 佐々木
大学出たらってことですか。
- 小林
そう。やっぱり自立ってことを結構言われましたね。だから、そういう意味では、ほんとに田舎を離れて都会に行くんだと思っていました。
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