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小林 栄三さん
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多様な価値観を受け入れて
- 小林
そうなんですよ。それから、課長になったときにも、必ず海外に出しています。人間っていうのはマンネリ化しますよね。特に課長っていうのは、入社15年から20年ぐらいになるのかな。22歳で大学卒業して入ってこられた方が40歳前後で課長になられたときに、やっぱり、昨日やってきたことを今日やって、今日できたことを明日できたら楽だなって思うわけですよね。
日本人て、やっぱりコンサバな人種でありますよね。でも、それにクエスチョンを問いかけのも、なかなか環境が変わらないと難しいよね。だから、別に、2週間、3週間、ひと月間くらい、ハーバードに行ったら変わるかっていうのは難しいけど、でもちょっと違ったアングルから自分を見る機会にはなるよね。
- 佐々木
刺激にはなる。
- 小林
刺激にはものすごくなる。知的刺激にはむちゃくちゃなる。そういう意味でやっているんです。大きなプロセスとしてね。
- 佐々木
一人ひとりには刺激を与え、組織は誉めて、いいところを売る組織にする。そりしてチームプレーで、全員で総得点を上げるという考え方ですね。
- 小林
1対1も強くなってほしいんだけど。全体としてもね。
- 佐々木
一人ひとりが強くもちろんなる。でも、1人のプレーヤーが、ものすごいスーパースターがいて、あとの人は下々ではなくて、全員が力を合わせたときの総得点が上がるという組織をつくられる。
- 小林
なんていうんでしょう、企業のね、まあ伊藤忠のような企業で求められる人間力っていうのは、多様な価値観を受け入れて、それをリスペクトして、コラボっていうか共有できるっていうことに尽きるんじゃないかなと思ってるんだよね。
- 佐々木
「ITOCHU Values]の中の一つにある、「ダイバーシティ(多様性)」ですね。ダイバーシティマネージメントっていうのは、私たちイー・ウーマンの仕事の一つでもありますが、今社長がおっしゃったように、ダイバーシティの意味は、ただ国籍の違う人がいるということではなく、より多様な視点を取り入れて、より良い成果をつくりだす、ということが大切なんですよね。
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