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正宗エリザベスさん
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「自分でベストだと思えばそれでいい」
佐々木
それは、確かに若くして勲章、というのがわかります。そんなエリザベスさんご自身のキャラクター、チャレンジ精神だったり、真面目さだったりは、どんなふうに作られていったんでしょう。どういう教育を受けられたんですか?
正宗
母は、普通の主婦です。弟が1人いて、彼はもう3〜4歳のときから「警察官になりたい」と言い出して、そのまま警察になったんです。
佐々木
すごい。3〜4歳で将来を決めた。
正宗
そういう人なんですよ。まっすぐで。
佐々木
でも、まっすぐなのは、やっぱり家系なんじゃないですか? いつお話していても、いつもお会いしても、エリザベスさんのまっすぐさはすごく伝わってきますけど。
正宗
ありがとうございます。たぶん親に「自分で夢を持てば、やろうと思えば何でもできる」というふうに教育されたのです。あまりいろんな限界を感じないように。特にそんなにお金のある家庭でも何でもなかったんですけれども、親は一生懸命働いて子どもになるべくチャンスを与える、という家庭だったと思うんですね。学校でも何でもそうですけれども、「ベストを尽くせば、それはそれでいい」と。逆にプレッシャーも与えられなかったんです。だから「自分でベストだと思えばそれでいい」と。で、あとは自分の可能性をよく考えて、自由に。
佐々木
自由にしなさい、と。
正宗
あと、父は人の前に出るのがすごく重要なことだと考えていました。子どもに自信を与えたかったらしいんです。ですから、小さいときから教会でも、皆の前で立って聖書を読み上げるとか、させられました。彼はセールスマンだったから、必ず人の前に出て何か説明をしなければならないじゃないですか。とにかく「人前に出るというのは恥ずかしいことではない」、「怖がるようなことじゃない」と言ってました。
日本語でちょっと言いにくいんですが、英語で彼が言っていたのも、”if you don’t know anybody in the room, just look like you owned the place.”だから、そうすると誰も変なバイブレーションを感じないで、ちゃんと自信を持って自分をプレゼンテートすれば、それはいいように捗っていくのよって。
佐々木
「自分の世界だと思って自由にやりなさい」ということですね。
正宗
そう。だから、すごくそういう意味では勇気づけられました。
佐々木
それは何歳ぐらいのときからですか?
正宗
9〜10歳、まだ小学校のときからです。
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