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正宗エリザベスさん
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オーストラリアの大学で日本語を勉強していたんです
- 正宗
そうです。そして初めて日本に来たときも、そのノリタケの人にお世話になって。私は以前から、言葉を習得する才能があるというのが分かっていたので、実は86年に来日した時点で、もうすでに7〜8年ほど、オーストラリアの大学で日本語を勉強していたんですよ。
- 佐々木
7〜8年?
- 正宗
はい。学士号を得て、同時通訳の資格を取って、博士課程を取って、それから日本に来たんです。
- 佐々木
勉強家です。ちなみに英語と日本語以外に、何語をお話になりますか?
- 正宗
高校ではフランス語、大学でスペイン語、それから日本以外にもいろいろ駐在したこともありまして、インドネシア語、ベトナム語、韓国語。全部とりあえず勉強しました。
- 佐々木
先ほど「言葉を習得する才能があるというのが分かっていた」と仰ったのは、どういうことですか。
- 正宗
フランス語を勉強し始めてみると、すごく好きですぐに身について、スペイン語もすぐにできました。でもその当時は、日本はオーストラリアにとってすごく重要な貿易相手国で、ノリタケのこともあったから「じゃあ日本語を勉強してみよう」と思ったんですよ。
- 佐々木
それにしても同時通訳科まで行くっていうことは。
- 正宗
一番最初はそうは思わなかったんです。学士号を取って、オーストラリアの会社に就職したかったんです。でも、その当時は言葉の才能というか、言葉を勉強しただけではなかなか雇ってもらえなかったんですよ。他に経済学だとか法律だとかがないと。そこで言葉そのものをもっと追究するか、外務省に入るかと考えたんです。
- 佐々木
それで通訳になられたんですか?
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