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川本裕子さん
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子どもがいなかったら、こんなにたくさん仕事をしてこなかった
- 佐々木
川本さんは、その未来世代のお母さんでもあるわけですが、お子さんはおいくつでしたっけ。
- 川本
高3と中3。
- 佐々木
母親でいることも、とてもハッピーなんですよね。
- 川本
いや、ハッピーですよ。もちろんすごく激怒したりすることもありますよ、「どうなってるの、これ!」みたいな。ただ、子どもが小さい時に「今が一番かわいいわよ」って人に言われるのが、私にはよく分からない。ずっとかわいいので。
- 佐々木
それは、私も同感です。
- 川本
あと、分からないのが、「自分の時間がなくて大変ですね」という質問。「えっ? 全部、自分の時間だけど」と思って、すごく戸惑ってしまう。ちょっと大変なことがあっても、この子たちがいることで、やっぱり私の足りない部分、これまでに自分が成長しそこなった部分を神様は補ってくれているんだ、というふうに思う。佐々木さんのところは、今何年生ですか?
- 佐々木
中学3年と、小学校4年生。天使のようなときもあれば、デビルのようなときもある。でもすべてがプラスの学びなんですよね。私もよく「佐々木さん、すごく忙しいでしょうけれど、お子さんとはどうしているんですか?」と言われるけど、子どもとは楽しい時間をたくさん作っているんです。
イー・ウーマンで、働くお母さん達に「子どもがいることが、あなたの仕事にどういう影響を与えていますか?」と聞いたら、プラスの影響、マイナスの影響、どちらでもない、どのぐらいの回答だと思います?
- 川本
プラスがほとんどじゃないですか?
- 佐々木
そう。プラスが80パーセントもいるんです。一般的にメディアで報道されている働く母親像とは、違うでしょう。でも実態は、こうなんですよね。
- 川本
私も子どもがいなかったら、こんなにたくさん仕事をしてこなかったし、仕事がなければ、こんなに子育てを楽しめなかったと思います。子どもがいると世界が広がりますよね。子ども達の保育園に行ったり、地域とか小学校の活動にお父さん達も行くと、いろいろなことが学べます。
- 佐々木
私も、早く自宅に戻って家族と時間を過ごしたり、地域や学校の活動に参加したら、情報の幅も増えるし、多様性が広がるから本人にとっても、企業にとってもプラスになるって書いたことがあります。生活の中にいっぱい機会があるのに放棄しているのがわからない。
- 川本
子ども達と過ごす時間を放棄してしまうのはもったいないでしょう?
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