ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第134回 ニヤンタ・デシュパンデさん

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ビジネス コンサルタント、レキシコン アソシエーツ 代表、カクタス・ジャパン顧問
ニヤンタ・デシュパンデさん
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金銭面では決して恵まれていなかった
- 佐々木
ご兄弟はいらっしゃるんですか?
- ニヤンタ
弟が1人、今、上海にいます。造船関係の専門家です。
- 佐々木
上海ですか。ご両親はどんな方なんですか?
- ニヤンタ
母は教育者だったんです。高校の先生をやっていました。私が教育に憧れをもった理由は、やっぱり母の影響だったと思います。
- 佐々木
お父様は?
- ニヤンタ
父はエンジニアです。専門は自動車で、インドの大企業で役員をやっていたんです。
- 佐々木
じゃあ、リッチで、教育にも恵まれた環境で生まれ育った、という感じですか。
- ニヤンタ
まったく逆なんですよ。別に、全然不幸だったとは思っていないんですけれども、非常に恵まれていたと思っているんです。金銭面では決して恵まれていなかったんですよ。当時にしては、私の父のおじいさんは、インドの田舎の非常に貧しいところから出てきていますのでほとんどのインド人は、大体、そういう過去を持っています。今、私はインドのいわゆるミドルクラスにあたると思うんですけれども、昔は皆、ものすごく貧しい生活の中から、教育を軸にして、教育熱心な人達だったんですけれども、そのお陰でいい教育をしていただいた、というのが一番感謝しているところです。
- 佐々木
小学校・中学校は公立ですか。
- ニヤンタ
私の場合は、公立ですよ。
- 佐々木
きっと小さいときから、すごく成績優秀だったんでしょうね。
- ニヤンタ
自分でそんなことは言えないと思いますけれども、勉強は大好きでしたし、自分の好きなテーマには、とてものめりこんでしまう性格なので、たとえば何かを好きになると、それをものすごく勉強したい、というのがあるんですよ。学習をしたいんです。日本の場合だと、それが黒澤映画だったり、日本語だったり、ということで、だいぶ日本語の勉強をさせていただいているつもりなんです。
- 佐々木
小学校・中学校のときには、何にのめりこんでいたんですか?
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