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藤原和博さん
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3年で辞めなくて良かったな
- 佐々木
すごいですね。満足感は高いでしょうね。
- 藤原
僕? 満足感という言い方はしないけど、納得感は高い。満足かどうかは俺じゃなくて、生徒が決めることなので、生徒が卒業したときに、ここが世界で一番通って良かった学校かどうかというのは、生徒に聞いてほしいって俺はいつも言っているの。
- 佐々木
自分がやりたい、または、やったらいいだろうということはやり尽くしましたか?
- 藤原
やり尽くした感はある。3年で辞めなくて良かったなって思った。最後の2年にカリキュラムに対する重大な変更をやったから。
- 佐々木
50分授業を45分にするという。
- 藤原
そうです。50分を45分にしたのは4年目ですね。それから「夜スペ」とかPTAの改革をやったのは5年目になるので、3年で辞めていたら、周りはいじって、子どもたちは喜んだけれど、日本の教育に対する全国的なインパクトいう意味では足りなかったと思う。最後の2年で「地域本部」や「よのなか科」のスタイルも完成してきたので。
- 佐々木
5年以上やろうとは思わなかった?
- 藤原
それはね、できないんですよ。要するに、東京都との間に5年の契約をしたから。もし僕が今もやっていたら、完全に王様になっちゃうから、何も反対する人がいなくなっちゃうでしょ、それはやっぱり良くないね。
- 佐々木
違う中学に行こうとか、そういうことも思わない?
- 藤原
ない。だって僕は同じことをやりたくない人だから。
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