ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第114回 浜田宏さん

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浜田宏さん
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すごくいい取締役会があるから
- 佐々木
でも今3人が代表になられていますよね。玉塚さんと、澤田さんと浜田さん。3人のリーダーっていうのは、一般的に考えると、あまり組織はうまくいきそうにないと思うんですが。私自身、イー・ウーマンをスタートした時に、2人、3人とリーダーがいるみたいになって、私自身の力不足が原因ではありますが、やっぱりうまくいかないということを体験したんですけども。
- 浜田
それはですね、僕は、すごくいい取締役会があるからだと思っているんですよね。3人は性格も違うし、やってきたことも違うし、考え方も違うことはあるんです。けれど、僕らの創業当時から、ブーズ・アレンの澤田さんと弁護士の瓜生先生という2人がいて。それから長年、一緒にやっている素晴らしいパートナーたちもいる。別に僕ら3人がたまたま代表ということで外に出ているだけで、3人が偉くて、この3人に決めましたというわけじゃないんですよ。たまたま代表とさせていただきますという感じなので、周りがうまく、「それはおかしい」とか、「それは間違っている」とかってやってくれるんですよ。
- 佐々木
3人の気質っていうか、前向きで、さっぱりしているところもプラスですよね。
- 浜田
さっぱりしているでしょう。
- 佐々木
瓜生先生はよく存じ上げているので、ああいう方が、深い愛情を持ちながら、スパッと提案したり、切ったりして下さるのは、本当に理想的なチームだなと。
- 浜田
すぐオフィスに行ったり、携帯で電話したり、しょっちゅうコミュニケーション取って、「こんなんで、どう思います?」とかってやっているんですよ。だから、3人の中で誰か1人が突飛な考えで、ダアッーと走って、あとの人が付いてこなくて、ぐちゃぐちゃになる、なんてことがなくて。何かあっても、人の意見を聞くしね、どう思う? となる。だからこそ、大きなつまずきもなく、今までやって来られたのかなと思いますね。
- 佐々木
経営者として、強い部分はありながら、相手の話を聞く。そういうリーダーシップ像というか、働き方というのは、どういうところから身につけていかれたんでしょう?
- 浜田
これは澤田、玉塚のように、リヴァンプ以前に一緒に働いたことがないんでね。2人はユニクロで一緒に働いていたから分かるんだろうけど、僕は澤田、玉塚がどうやって身につけたかよく分かんないんですよね、ユニクロ時代とか伊藤忠とか。でも、たぶんリヴァンプのこのユニークなビジネスを始めてから、ますます、みんなで一緒に頭を悩ますというか、考えるというのができてきたんじゃないですか。というのは、やることなすこと初めてなんでね、分からないんですよ、本当に。
- 佐々木
特に事例もないしね。
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