ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第114回 浜田宏さん

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浜田宏さん
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僕は絶対にあきらめないんです
- 佐々木
浜田さんがリーダーとして優れている点、それも謙虚であるというのは脇に置いておいて、自己分析されると、どういうところが、うまく人を動かしたり、ビジネスを発展させたりしている、自分の持っている能力っていうのか、才能だと思われますか。
- 浜田
才能かどうかは分からないけど、いい意味でも悪い意味でも、非常に、明確、明快、シンプル。逆に言うと、気を使ったりするのが下手なんですよね。ダイレクト。だから、分かりやすいんでしょう、社員も。
僕がウソをつくとか、だますとか、口ではこう言っているけど、腹ではこう思っているだろうなっていうふうには、ほとんど思われなかった。
その代わり、もうちょっとオブラードに包んだ方がいいんじゃないですか、もうちょっと気を使った方がいいんじゃないですかっていう批判は受けるんだけど、すべて直球勝負。
だから指示を出すときも、「これは、こうだから、こうするんだぞ、やるんだぞ、分かったな、行け!」って例えば、すごくシンプルに。だから、この人はウソをつかないなとかね、この人はだまさないとか、安心感はあったんじゃないですかね。
それと僕はなかなかあきらめないんですよ。最後の最後まで、あきらめない。
みんな、へばりそうになっても、まだ1分あると言う。例えば、サッカーで4対0になっているんだけど、あと延長戦の時間しかないんだけど、「走れ、この野郎!」と。それはサッカーと全く一緒なんですよ。そのネバーギブアップとかね、そういうのはある。それはやっぱり、ストレートで直球だからっていう部分でしょうね、たぶんね。だって別に僕よりも頭のいい奴、コンピューターのことをよく知っている、業界のことをよく知っている、日本の下でネットワークを持っている人は、何万人も何十万人もいるけども。
あと、だから、明快、シンプルだということと、仕事の仕方、コミュニケーションと、ネバーギブアップだということと。
あと人によく言われたのは、自分では分からないですけど、バランスが取れているらしいんですよ。精神論だけでなく、非常に科学的なところがあって、非常にロジカルではあるんですけども、1対1になると、結構人間らしいとかね。バランスが取れているとは、みんなによく言われるんですよね。
正直な話、リヴァンプの人たちには、自分がいかに未熟だったかということを思い知らされる毎日だったし、今もリヴァンプのみんなから吸収して、まだ成長過程なので、富士山でいうと、ある意味、2合目ぐらい。
- 佐々木
2合目?
- 浜田
3合目。
- 佐々木
いや、もうちょっと行っているでしょう。
- 浜田
いや、まだまだ。
- 佐々木
5合目、7合目ぐらいまで行ってるんじゃないですか。
- 浜田
まだまだ。
- 佐々木
それで富士山の頂上には何歳ぐらいで着くんですか?
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