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浜田宏さん
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アファーマティブ・アクションみたいなルールを
- 浜田
確かに、革命的なことをやらないと駄目でしょう。今の経営者の多くの方々は60歳前後でしょ。新入社員で入って40年間、そういう環境で育ってきていますから。もしかしたら、革命的な、それこそ、アファーマティブ・アクションみたいなルールを社内で作って。
- 佐々木
閣議決定されている政府の計画では、女性が指導的地位に占める割合を2020年までに3割にすることを目標としているんです。
- 浜田
12年後!?
- 佐々木
発表したのが2005年でしたか。つまりね、その時閣議決定した議員のほとんどは、15年後の2020年なんて、仕事してないんです。皆さん他人事として、賛成するわけですよ。だから拍手しているわけで、目標が2年後、5年後だったら誰も拍手しないでしょう、って感じました。
- 浜田
それよりも前に鳥インフルエンザと温暖化で、日本人は1500万人位しかいないかもしれないです。
- 佐々木
そうですよね。そもそも、女性しかいなかったりして(笑)。
- 浜田
通勤電車に乗っているのは女性だけ、かもしれませんよ。
- 佐々木
リヴァンプとイー・ウーマンが組んで、いろいろな企業の社内を改革していくなんて、おもしろそうです。
- 浜田
本当にね。すごく大変な競争で、みんなで一緒のチームで頑張ろうってやっていると、男だ女だ、じじいだ、若いだというのが関係なくなってくるんですよね。全然、関係ない。外資系の企業って、何だかんだと言って、グローバルにあっちこっちで競争しているから、日本にも来ているわけじゃないですか。そもそも競争心が旺盛な会社で大変だから、躍起になっている会社が多いから。
例えば、デルの時代、社長の僕の右腕はずっと女性のCFOだった。日本でも有数のすごいCFOでね。彼女が社長の代行をやっても全然構わなくて。いつも俺が海外出張の時に、「はい、代行ね」って感じだった。優秀な人が、かなり外資系に流れているんですよね。本当にもったいないなと思いますよ。
11/24
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