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正岡 裕志さん
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最終的には、作った履歴が見られるようにしたい
- 佐々木
でも、中国との価格競争に巻き込まれそうになったときに、「第二ブランドを作らないかって言われた」っておっしゃってましたね。悩まれた時期があったんですね。
- 正岡
そう。正岡タオルのブランドを崩さずに仕事を増やすために、安いタオルの第2ブランドをつくればいいじゃないかって、いろいろ言われたんですよね。
でもやっぱり、第二ブランドをつくって手を抜いた商品を作れば、仕事は入ったかもしれませんけど、最終的に、その手を抜いた商品を使われたお客さんが、「これ、どこで作ったの?」って。元をただせば「正岡タオルだって」って。
そうしたら、せっかくみんなでちょっとずつ積み上げてきたレベルっていうものが、一気に崩れるわけですよね。一枚の商品でも、そこまで本当に。
今はもう、インターネットじゃないですけど、ちょっとのことが世界に発信されるような時代になりましたから、本当に気をつけなければいけない。品質に対してありますね。
- 佐々木
すごく今は、だから、誰が糸をよって、誰が織って、本当に誰が洗ったかって、すごくこだわっていらっしゃる。
- 正岡
本当にこれからは、食の安全性がありますけど、繊維の方も、安心安全をやっぱりモットーにやっていかないと。最終的には、作った履歴が見られるようにしたいと。構想ですけれども。
- 佐々木
賛成。シンプルオーグのタオルは、作った方々の顔をお見せしようと思います。
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