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張 晞さん
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同じアジアなのに、なぜ日本はこんなに発展しているのかって
- 佐々木
なるほどね。そもそも張さんご自身は、中国で大学を出て、勤められたんですね?
- 張
はい。中国では、まずホテルに勤めました。1年ちょっとですね。で、日本に留学に来て、旅行会社でアルバイトをしました。
- 佐々木
日本に留学したいと思ったのは、何かきっかけがあったんですか?
- 張
私が来たときは、ちょうど88年なんですけど、そのときの中国は、初めて経済を発展させようとしていたんですが、今の中国とは全く別なんですよね。「海外を見たい」とずっと思っていました。
特に、みんなはアメリカに行きたがったんですけれども、私は日本に行きたかった。
一つは、同じアジアなのに、なぜ日本はこんなに発展しているのかっていうことに、すごく興味津々だったんですね。だから、どうしても日本を見たかったんです。それで日本に来ると、その半年後に天安門事件があって、しばらくは帰りたくないと。本当は、卒業したら帰りたかったんですけれども。
- 佐々木
天安門事件を見て、ああいうことが起きる中国には帰りたくないと思った。
- 張
そうですね。でも、自分は中国人。どうすればいいのか分からなくて。そのときに、幸い日本にいたので、とにかく勉強と仕事を一所懸命やった。もう、それしかなかったんです、私にとっては。一生懸命仕事をして。でもそれが、よかったのかもしれない。それが原因で、常に営業はトップになっていました。
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