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張 晞さん
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いいアドバイスができるように、心掛けています
- 佐々木
だから、今の日本人には、やっぱりまだ旅行社のケアが必要な感じがしますか。
- 張
そうです。絶対に必要。
- 佐々木
特に中国などへの旅行は、そうかもしれませんね。
- 張
そうですね。言葉が通じないとか、やっぱり、いざ現地で何かがあったときに、やっぱり外国ですから。
私、すごく思うのは、日本人の考えのおもしろいところは、例えば日本で予約するとき、とにかく安い手配を求める。例えば、ホテルを予約しないで現地に行きます。
でも、現地でホテルを探すと時間がかかりますよね。で、そんな時間があったら、予約していけば、もっと現地で楽しめるのに、って思ったり。いろいろ思うんですよね(笑)。
- 佐々木
それはそうですよね。旅行慣れしている国なら、まだバラバラでいいけど、初めて行く所は、何が目的かを、きちんと決めていかないと、時間の使い方ももったいない。結構、無謀な旅行者を見てきていらっしゃるんですね?
- 張
そうですね。やっぱり、まだまだ日本人は、自由旅行に慣れていない。ツアーが多いのは、すごく理解できます。
- 佐々木
今、中国は随分変わってきているでしょう? 私も時々ですが、行くたびに違うので驚きますけど、中国を旅行するなら、今どこがお勧めですか?
- 張
中国は、観光資源がたくさんあります。普通は、歴史とか自然の世界遺産に行く方が多いです。けれども、新しい中国と、今の中国、両方見たいなら、やっぱり上海辺りを見れば、そこで働いている人から、すごく刺激をもらえるかなと思います。
- 佐々木
張さんご自身も、当然、中国を行ったり来たりしているんですよね?
- 張
はい。行かないと不安ですよね。もしかしたら、生の情報をお客さんに伝えられなくなったり。やっぱり、行きますね。
- 佐々木
行って、どういう所を見るのですか? 張さんご自身が行くと、何をするんですか? 観光地なども、いろいろ見て回るんですか?
- 張
観光地はあまり回らないですけれども、私がチェックするのは、やっぱりホテルと交通。ホテルをチェックしたり、交通網を。この土地だったらタクシーと地下鉄とどっちが利用しやすいとか、そういうのもチェックしたり。
あと、現地の習慣。絶対インターネットじゃ入手が無理な、生情報をお客さんに伝えるために、例えば、この都市だったらどういう習慣があるとか、そうしたら、お土産はどれがいいとか。
- 佐々木
ビジネスパーソン向けの、お客さま向けの情報収集ですね。
- 張
そうです。食事のときは、今どういう料理が流行っている、どれを選んだら商談の相手が喜ぶとか、お酒はどういうのがいいとか、そういうのをアドバイスします。ビジネスマンにとって、すごくいいアドバイスができるように、心掛けています。
- 佐々木
現地に行って、乗り物に乗ってみたり、人に聞いて、旬な情報を仕入れているんですね。すごいな。張さんご自身は、今は、営業の電話を取ることはないのだろうけど。
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