ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第101回 渋谷 和宏さん

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渋谷 和宏さん
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シャイだったと思います
- 佐々木
少し、学生時代のことなどを伺いたいんですけど、横浜でお生まれになって、小中高も横浜ですか?
- 渋谷
そうです。生まれは横浜市西区、桜木町駅から歩いて15分くらいの街中です。小学校は戸部小学校、中学は西中学校を出て、高校は神奈川県立希望ヶ丘高校です。同じ学年にはワタミ社長の渡邊美樹さんとか、漫画家の山下和美さんとか、劇作家の川村毅さんとかがいて、面白い高校でした。
- 佐々木
ご兄弟とかは?
- 渋谷
妹が一人います。
- 佐々木
学生時代は、やっぱり大人しいタイプだったんですか。
- 渋谷
小学生の時も中学生の時も大人しくてシャイだったんですね。それに加えて、今ではまったく面影がありませんが、けっこう可愛い顔をしていたので、女の子に生まれていたら良かったのにねと周囲に言われたりしました(笑)。高校時代は年相応に生意気で、背伸びして難しい本とか読んだりしていましたけれど、基本的には大人しい子どもでしたね。
- 佐々木
お父様とかお母様とかは、どんな仕事をされていたんですか?
- 渋谷
父はごく普通の地方公務員で、横浜市役所に勤めていました。母は専業主婦です。ですからどこにでもあるような、ごく普通の横浜の中流家庭でしたね。
- 佐々木
ピアノか何かをやって?
- 渋谷
はい、やっていました(笑)。3歳で始めて、18歳まで個人レッスンを受けていたんです。ピアノの才能はかけらもなかったので、全くモノなりませんでしたけれど……。あと一人でぶつぶつ言いながら物語をこしらえたり、絵を描いたりするのが好きで、将来、絵の道に進みたいななんて思ったこともありましたね。
- 佐々木
やっぱり、静かな家庭で育ったんですね。
- 渋谷
そうですね。父はもっと僕に活発になってほしかったみたいですけれど。
- 佐々木
そうすると、お母様お父様も、まさかビジネス誌の編集長になろうとは……。
- 渋谷
父はもう亡くなりましたが、両親とも思っていなかったんじゃないでしょうか。「文章を書くのが好きみたいなので、そのような仕事に就きたいのかなとは思っていた」と父は言っていましたが、いろんな人に会ったり、批判も含めて世間の矢面に立ったりする今の仕事に就いたのを知ったら、父はきっと驚くでしょうね。雑誌の編集長って、シャイな人間にはなかなか務まりそうにない仕事に見えますから。
- 佐々木
子どもの頃の教えの中で、思い出に残っていることとか、家庭環境の中では、これが自分に大きな影響を与えたな、というようなことは?
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