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私の視点

遠い隣国から近い隣国へ

藤田正美(ふじた・まさよし)
『ニューズウィーク日本版』編集主幹

2002年4月20日

国際会議に出席するため、いま韓国のソウルに来ています。1997年にはいわゆるIMF(国際通貨基金)危機に苦しんだ韓国ですが、いまはかなり立ち直ってきています。危機への取り組みが素早かったために、回復が予想以上に早かったと言えます。まったく金大中大統領のリーダーシップは、私たち日本人にとってうらやましい限りです。もし日本の政治家に同じぐらいのリーダーシップがあったら、日本ははるか昔に立ち直れたかもしれません。

好景気が最も顕著に現れているのが交通渋滞です。ソウルの道路は、日本と比べるとはるかに広いのです。北朝鮮との軍事的緊張があるため、軍隊(とりわけ戦車)が移動しやすいように設計してあるからです。それでも、渋滞ぶりは並大抵ではありません。空いていれば15分ぐらいのところに行くのに、1時間以上かかることも日常茶飯事とか。

しかも驚いたことに、この渋滞が朝から夜遅くまで解消されません。とりわけ夜の繁華街の渋滞は、バブル期の東京の銀座を思い起こさせます。車が詰まった状況をみながら「日本も昔はそうだったな」と思ってしまいます。建設クレーンもあちこちに立っているし、街には活気があふれているようにも見えます。

そんな韓国に来て感じるのは、お店の看板がハングル文字で書かれているために、中身がさっぱりわからないことです。つい「せめて英語で書いてくれれば」などと勝手に文句を言いたくなるのですが、本来ならハングル文字をまったく読めない自分を恥ずかしく思わなければいけません。今上天皇が昨年末に語ったように、日本と韓国の歴史的・文化的絆はとても強いのです。それなのに実際にハングル文字を読める日本人はどれぐらいいるでしょうか。韓国の人たちで、日本語がある程度わかる人はたくさんいるように思います。とりわけ若い人たちで日本語を勉強している人によく出会います。他国の文化を理解するには、何よりもまず言葉を習うことが早道です。ある程度でもしゃべったり、読んだりできれば、コミュニケーションもできるし、お互いの理解も深まるでしょう。そう考えると、韓国を遠い隣国にしたのは、われわれ日本人ではなかったかという気もします。韓国が歴史問題で常に日本人を敵視してきたと感じている人が多いような気がしますが、われわれ自身も無意識のうちに韓国を遠ざけていたのではないでしょうか。たしかに、日本人観光客はいっぱいいます。免税品の買い物や、エステを目当てに来る人が多いそうですが、それだけでは日韓の相互理解が深まることにはなりません。韓国の歴史を勉強することも大切だし、韓国語をある程度話せるようになることも大切です。この次、韓国を訪問するまでに言葉を勉強しておこうと思っています。みなさんもいかがですか。




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